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グク『ジミナお前、、、』
グク『一人でカニ食い過ぎ🦀!!』
ジミン『喋ってばっかなのが、
悪いんだろ?』
中央に盛られていたカニの大皿を、
ジミンくんから遠ざける
それをテヒョンくんが奪って、、
テヒョン『○○、、
全然食べてないよな』
私のお皿に、テヒョンくんが
カニの足を3本置いてくれた
ジミン『ふぉ〜、優しいねぇ〜』
軽口を叩くジミンくんを
フル無視するテヒョンくん
○○『ッッ//』
そんなスマートな所にも
胸もキュンとなる
何だかテヒョンくんに対しては、
他の二人に対してとは違って、
何だかちょっと緊張するのは
どうしてだろう
テヒョンくんは下心とかなく、
純粋に誰にでも優しいんだろうなぁ
テヒョン『男だらけで不安な事も
あるかもしれないけど、』
テヒョン『困った事があれば、
いつでも相談に乗る。』
テヒョン『もし、俺らに
言いにくい事なら、ナラに
相談してもいいし、』
テヒョン『アイツ、結構頼りに
なると思うからさ』
○○『うん、ありがとう』
でもちょっと違和感
ナラ、なんて呼び捨てにして
もしかして、
テヒョンくんとナラさん、
付き合ってるとか、、、!?
すると、正面でグクくんが
クククと笑っている
ん? なに?
テヒョン『あぁ、ナラは
俺のヌナなんだ。』
私の疑問に答えるかのように、
テヒョンくんか付け加えた
○○『えっ、テヒョンくんの
オンニなのッ!?』
彼女どころか、姉弟だったなんて
グク『超美人だろ?』
身を乗り出すグクくんに、
私は力強く頷いた
○○『それはもう!』
同性から見ても、あんな人憧れる
美人なのは、もちろん
かっこいいし、
頼りになるし、
私とは大違い
グク『残念ながら人妻だからなぁ』
○○『結婚してるんだ!』
グク『ナラさんがローズの時の
エクセレントの人とね!』
○○『えっ!?』
何だか情報量が多すぎて、
ついていけない、、、
さすがナラさん、、
すごい人と結婚したんだぁ、
それから、楽しく
夕飯タイムは過ぎていき、、
○○『ふぅ〜、お腹いっぱい…』
お料理の種類も多いから、
いつもより食べ過ぎてしまった
膨れたお腹に手を当てる
○○『今日は特別って
言っても、凄すぎて…..』
グク『別に特別じゃないよ?』
グク『なあ?』
テヒョン『まぁそうだな。』
グクくんに同意を求められた
テヒョンくんも、軽く頷く
えっ? そうなの?
グク『ここのシェフは、
一流ホテルで働いてたり、
フランス料理のシェフだったりで、
出てくる料理が毎回すごい豪華で、
美味しいんだよ〜』
○○『てことは、、毎回
こんな感じなの?』
グク『下のレストランは色々
あるけど、エクセレント寮は、
基本毎年こんな感じらしい。』
グク『要望を出せば、
好みのものを作ってくれる。』
○○『え〜ッ、』
ジミン『なんか不満なの?』
ジミン『歓迎なのに』
声を上げると、ジミンくんに
冷たく言われ、、
○○『逆ですッ!』
○○『贅沢すぎるなって、、』
グク『○○ちゃんの
言うことも分かるよ』
グク『俺、ご飯に味噌汁に
サバの塩焼きとか食いて〜し』
ジミン『ジジイかよ。』
グク『んだよッ、』
グク『日本食バカにすんなよッ』
そんな会話にふと閃いた💡
○○『あのぉ、、』
小競り合っている
二人の会話に割り込む
グク『ん?』
○○『私、唯一の趣味が料理で、
もしよかったら、、、
たまに夕飯を作ってもいいかな、、
なんて、、ね、』
テヒョンくんも含め、
目が点になる3人
グク『うっそ、マジで!?』
テヒョン『○○、料理出来るんだ』
意外と反応が良くて、
嬉しくなる
○○『うんッ』
○○『オンマが食べることは、
生きる基本って昔から言っていて』
○○『すごく料理が上手で、
それで私も色々教えてもらって、』
やだ…オンマの事話してたら、
なんだか恋しくなってきちゃった
ホームシックって言うのかな、?
グク『、、、そっか』
グク『○○ちゃんの
オンマは、、、もう亡くなっt』
○○『い、生きてるよ!?』
グク『えっそうなの?』
グク『今の流れだと、てっきり』
ペロッと舌を出して、
ごめんごめん〜って、
いつもの表情に戻るグクくん
○○『私こそごめんなさい。』
○○『ちょっとホームシックに
なっちゃったみたい』
○○『あ、それで色々教えて
もらって、家庭の味とかm』
乱暴に椅子が後ろに引かれ、
ジミンくんが立ち上がった
、、、え?
会話の途中に何事かと見上げた
私達を無視して、乱暴にスマホを
掴むとそのままダイニングから
出て行ってしまった
大きな音を立てて閉まるドアに、
ビクッと肩を震わせた
テヒョン『、、地雷踏んだな』
ポツリとテヒョンくんが言う
○○『、??』
テヒョン『アイツ、、、』
テヒョン『オモニ亡くしてんだよ』
、、、、ッ
息を呑む
、、、そうだったんだ
私、なんだか失敗ばかりだな、
いつ亡くなったのかは、
分からないけど、、
昔だったとしても、
最近だったとしても、
その悲しみの大きさに変わりない
こうやって、オンマの話を
聞くだけでも辛いかもしれない
なのに、、私はッッ
すると、、
頭の上に、ポンと優しく手が乗った
テヒョン『ジミナは一晩寝たら、
すぐ忘れるから大丈夫』
テヒョン『明日の朝には、
ケロッとしてるよ』
テヒョンくんの優しさに、
私はさらに鼻をすすった
ジミンくんは、あの後外に
出て行ってしまったみたい
グクくんは、「アイツはいつも
ヨジャと夜は遊び歩いてるから
気にしなくていいよ。」って
言ってたけど、
うーん、、やっぱり気になる
グクくんは、部屋で誰かと
電話してるみたい
時々大きな笑い声が聞こえる
テヒョンくんは、、部屋、?
○○『は〜、』
私は広いリビングで一人で、
クッションを抱えて、見てもいない
テレビ画面をボーッと見つめていた
ここへ来てからめずらしく、
色々な事があって、疲れた
部屋一人でいると、関心と
考え込んじゃいそうだから、
リビングに来たけど、
何だかここも落ち着かない
だって、すごい広いんだもん!!
家具や床は焦げ茶色で統一されて、
とても落ち着いた雰囲気なのに、
気持ちはまったく落ち着かない
これからの学校生活もそうだし、
ここはナムジャばかりだし、
ジミンくんとは気づまりだし
クッションに顔を埋めて、
ジタバタしていると、、
??『ぉーぃ』
何処からか、微かに声が聞こえる
ムクッと顔を上げると、、
テヒョン『、、誰もいないのかぁ』
やっぱり!!
この声はテヒョンくん、?
少し響いている声は、、
もしかして、、お風呂場!?
テヒョン『おーい』
どうしようッ
ジミンくんはいないし、
グクくんは電話中、、
だけど、さすがに私は
お風呂場にはいけないよッ
テヒョン『だれか〜』
それでも呼び続ける声
緊急事態だったら大変だし、、
聞いちゃったからには、
無視出来なくて、、
とりあいずお風呂場に向かう
そっと脱衣所のドアを開けると、
暖かい空気で充満していた
○○『あ、あのぉ〜』
そろそろと声を掛ける
お風呂場の曇りガラスには、
肌色の人影が映っている
こ、これはテヒョンくん!?
扉一枚の裏には、
裸のテヒョンくんがッ、、、
なんて、よからぬ想像をした直後