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○○『ひゃあッ!』
心の準備もできないままいきなり
扉が開いて、私は思わず両手で
目元を隠した
○○『、、、ッッ///』
テヒョンくんもまさか私が
いるとは思わなかったのだろう
息を呑んだ気配が伝わった後、
すぐに扉は閉められた
テヒョン『、なんで、、○○が、』
戸惑ったような声が響く
やっぱり私はお呼びじゃないデスヨネ
○○『ご、ごめんなさい、!』
○○『グクくんも部屋で電話を
しているみたいだったので、、』
だとしても、お風呂場に私が
来るべきじゃなかった
大反省。。
テヒョンくんだって、
グクくんかジミンくんが
来ると思ってただろうし、、
テヒョン『いや、こっちこそ悪い』
テヒョン『ついつい、いつもの
癖で呼んじまったから、、』
完全に戸惑ってる。
○○『あの、何か急用だったの?』
テヒョン『あぁ、、』
テヒョン『シャンプーがきれたから
上から出して欲しいと
思ったんだけど、、いいよ、』
テヒョン『自分で取るし、、』
○○『場所を教えてくれたら、
私、、取るよッ』
ビショビショで、
出てくるのは大変だもん
あと、ここまで来たんだし、
どうせなら役目を果たせた方が良い
テヒョン『、、、マジで?』
テヒョン『じゃあ頼む』
テヒョン『上の一番右側の棚を
開けたら、新しいのがあるから、』
○○『うん、、わかった』
顔を上げると、
言われた通り棚があった
手は伸ばしたのは、いいけど、、
○○『あ、れ?』
そうだ、私身長が低いんだった、、
ここに住んでるナムジャ達なら、
楽々取れるんだろうけど、
私には難易度が高い
踏み台なんてないし、
背伸びして指を引っ掛けて、
棚を開けると、確かに
シャンプーらしきものが見えた
だけど、、どうやって取ろう、、
○○『、、、しょッ!』
考えたけど、これしかなかった
指を伸ばして、シャンプーを
前に誘き寄せる作戦
あとちょっとッ、、
落っこちてきたところを
受け止めれば、、、
テヒョン『、、大丈夫か?』
気配を感じとったのか、
心配そうな声が響く
○○『うんっ、、大丈b』
言ったそばから、、、
シャンプーを落とした弾みで、
雪崩のようにいろんな物が
落ちてきて、、、
○○『うわぁぁぁあっ、、!!』
手で頭を押さえてその場に
しゃがみ込んでしまう
あぁ、、、なんて無様な、、
テヒョン『、、!!』
テヒョン『おいッ!大丈夫か!』
頭を抱える私に触れたのは熱い手
何が起きたのかと、
そっと顔を上げると、、、
○○『うぎゃッ、、!?///』
はしたない声が出てしまう
人って本当にびっくりした時は、
言葉なんて選んで
いられないんだと知る
だ、、だって、、!!
少し濡れたテヒョンくんの腕が、
私を包み込んでいたから_
○○『あ、あの、、////』
どうして私は、湯気のたつ
ホカホカな体に包まれているの?
テヒョンくんは、
ドアの向こうにいたはずなのに、、
テヒョン『、、、ったく』
テヒョン『グガのヤツ、、、
適当に詰めやがって、、』
頭上では、そんな声
いや、、今はそのことより、、
もう一度冷静になって目を開けると
テヒョンくんのあらわになっている
胸元が目に飛び込んできて、、
ダメダメッ///
またギュッと目を瞑る
腰にはバスタオルが巻いているけど
上半身は裸のままだし、、
もう心臓が爆発しそうだよッッ//!!
テヒョン『やべぇな、、』
はい、、それはとても、、
なのに、テヒョンくんは、
私を抱きしめる手に力を入れた
見た目は細いのに、
とてもガッチリしていて、
とても筋肉質なのが伝わる
○○『テ、テヒョンくん、?///』
どうしたの?って意味を込めて
聞くけど、返ってきたのは、
あまりにも余裕な口調
テヒョン『○○ドキドキしてる?』
○○『、、、ッッ!?////』
テヒョン『その様子じゃ、
してるみたいだなㅋㅋ』
声だけじゃ分からないけど、
体が微かに揺れた
笑っているのが伝わってくる
そ、そんなの当たり前だよっ!
この状況でその余裕って、
もしかしてテヒョンくん、、
ヨジャになれてる、?
ジミンくんなら想像通り過ぎて、
何も思わないけど、、
テヒョンくんが、、、ってなると
なんだかモヤモヤする
単純に意外だったからって
話じゃなくて、、なんだろう、、
このモヤモヤは_
暗くなった視界なのか、
思考を巡らせると、、
テヒョン『このままさ、、』
テヒョン『一緒に風呂入る?』
なんて言うから、
うっかり顔を上げてしまった
濡れた髪から滴る落ちるしずく
水も滴るいい男を地で言ってる
彼の破壊力は、私の語彙力
すべてを失わせて
駅を出発したての電車のように、
急加速していく鼓動
○○『も、もうッ、、////』
なんてこと言ってるの、
テヒョンくん!//
明らかに冗談だって分かってるのに
体が熱くなっていくのが恥ずかしい
開けっ放しのドアから入り込む
湯気で、視界がどんどん白くなる
息が、、ッ、苦しいッ、、、
私は抱きしめるテヒョンくんの
手からなんとか脱出
テヒョン『あーあ、』
残念そうに口を尖らすその顔は、
やっぱりどこか余裕がある
、、、私とは全然違う
テヒョン『アイツがしまっとくって
言ったから任せたけど、
今度からは俺がやるから』
テヒョンくんは、
棚の上を見ながらそう呟いて、
テヒョン『○○、、サンキュ。』
私に微笑みかけるその笑顔は、
もう直視出来ない程、かっこいい
○○『ッ//、、うん』
テヒョン『じゃっ』
テヒョンくんは、
何事もなかったように、
曇りガラスの方へ消えて行った
洗面台の鏡には、
さっきの茹でタコみたいに
真っ赤な私が映っていた
ボーッとしたままリビングに戻って
ボーッとした頭でソファに座る
テヒョンくんから分け与えられた
ホカホカな熱は、グングン
体温を上げていく
冷静に考えたら、すごい格好の
テヒョンくんに
抱きしめられてたんだ、、
○○『うわぁ〜//////』
さっきとは違う意味で、
クッションに顔を埋める
今グクくんが出てきたら、
熱があるって誤解されちゃうよ
はぁ〜、
残りの熱に包まれながら、
私はいつの間にか
意識を手放していた💤💤