コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
しばらくアスクの医療所でブラックを休ませ、遅めの朝ごはんを食べて待っていると、どうやら終わったらしく、ナイトメアと剣士が帰ってきた。
ただし、“血塗れ”で(返り血で)。
「・・・」
蓬莱は魔法で水球を作り、それを2人の頭の上で爆発させた。
そこから大量の水が零れ、ナイトメアと剣士がそれを被った。
おかげで血は綺麗に取れたが。
「なんとか口を割らすことに成功しましたよ。どうやら、ヤマタノオロチを復活させるために、すまないの右腕を使おうとしているらしいです」
そう零すと、銀子はサンドイッチを頬張りながら首を傾げた。
「んー?でも、ヤマタノオロチはお父さん達が倒したんだよね?復活なんてできるの?」
すると、ナイトメアは首を横に振る。
「いえ、流石に“肉体が残っている”のであれば、誰かが“命の聖水”を持ってくれば復活は可能でしょうが。“肉体が存在しない”。燃やされ灰になってしまったら、命の聖水を使っても復活はしないはずですが・・・?」
と、ナイトメアも疑問に首を傾げる。すると、
「ともかく、早く父さんところ行かないと」
天満が言う。それに蓬莱達が頷くと、
「では、私も行きましょう」
ナイトメアが答えた。それに皆目を丸くした。
「え?どうして?」
カネリが聞くと、ナイトメアは苦虫を噛み潰したような嫌そうな表情で答えた。
「・・・どうやら、拷・・・ではなくて、尋問したところ、あいつらのボスが従えている奴が、元ですけど、私の“部下”なんですよ。品性が欠け、問題ばっか起こすので、クビにしたのですけど・・・」
「ナイトメアさん・・・部下の管理は、最後までしないと・・・ダメですよ?」
と、天満はニコッと笑い、そう答えた。それに軽く一同はビビった。ふと、
「・・・?」
剣士とトキは首を傾げていた。