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side YU
「せんせー?起きてー」
その声で目が覚めた。私の生徒…いや、一時的な、生徒だ。
私はまだ19歳で、高専4年生の身だ。でも、この呪術界は常に人手不足。しかもこの子達の担任の予定だった子が…大怪我してしまった……。
そんなこんなで、今私は五条悟───五条家の最高傑作、無下限呪術と六眼を持ち合わせた逸材───、夏油傑───呪霊操術を持つ常識人───、家入硝子───反転術式を操る貴重な人材───。
この3人を教えている。
「せんせー!!おーきーて!」
目を開けなかったことに怒ったのか、五条悟くんが抱きついてくる。
最初は戸惑ったが、もう慣れてしまった。今では可愛い生徒だ。
「なっ!悟!離れろ!」
もう1人、男の子の声が聞こえる。こっちは多分夏油傑くん。珍しく感情的になっている。
流石にそろそろ起きるか、と重い瞼を開ける。私の顔を覗いている2つの顔。その2つの顔の頬に触れて言う。
「おはよ、悟くん、傑くん。」
「ッ!?///」