テラーノベル
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ー15話ー金の過去
悲しいことに、争いはどんな時でも起こるものだ。
誰がどうやっても止められない。
争いには争いで返さなければ、
なにも止められない。
rd「…」
俺はそれを実感した。
やっぱり俺らみたいな甘い考えじゃ、
大切な人を壊してしまうらしい。
rd「もう二度と、壊さないように」
だから、俺は争う
もう誰も、壊さないように。
rd「ッ〜〜〜……」ポロ…
やっぱ俺、弱いなぁ……
?「…ッ」
タッタッタ…
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
pn「はッ…はぁッ…ふぅッ……」
人目につかない場所に逃げ込んで、息を整える
それでも息が荒くなる
さっき走ったせいだろうか、
…それとも、らっだぁが苦しんでいるところを、
泣いているところを見たからだろうか
pn「ッふ、ひゅッ…ハヒュッ…カヒュ…ッ」
息がうまく吸えない
くるしい
でもおれよりらっだぁの方がくるしいから
pn「ぁッ…う”、カヒュッ…ガヒュッ…、ヒュッ」
?「落ち着け、深呼吸しろ」
誰かが俺の背後まで来て、背中をさする
pn「ヒュッ…ハヒュッ…ひゅッ…はッ…すぅ…ッはぁッ…」
pn「…ッふぅ……落ち着き、ました」
?「良かったわ」
振り返ると、背後にはきょーさんが居た
kyo「どうしたんや…まぁ、大体予想は付いとるけど。」
kyo「……すまんな、」
そう言ってきょーさんは立ち去ろうとする
pn「ッ待って、」
kyo「…なんや、?」
振り返ったきょーさんの顔はひどく歪んでいた
悔しそうで、悲しそうで、無力を実感したような顔。
……俺と同じ顔。
kyo「……なぁ、少し…俺の昔話、聞いてくれよ」
pn「…?」
静かにきょーさんは話し始めた
kyo「俺が子供の頃の話や。」
kyo「俺はな、親に犯罪を教えられとったんや」
pn「犯…罪…?」
kyo「あぁ、犯罪をするのが当たり前、って育てられたんよ」
pn「ぇ…?」
kyo「犯罪っていけないことやろ?」
pn「そりゃ…もちろん」
kyo「それを教えられなかったんよ、むしろ犯罪するのが当たり前、って教えられてきたんよ」
pn「ぇッ…」
kyo「やからさ、俺は気付かず犯罪しとったんよ」
pn「ぇ、気付かなかったんですか、?」
kyo「……皮肉な話や、親に教わることを子供は素直に受け取るねん」
kyo「やから、これが当たり前のこと、って教えられたらこれが当たり前なんだ、信じるんよ」
pn「…」
kyo「……俺はな、ある日アイツに会ったんよ」
pn「アイツ…?」
kyo「あぁ、nqrseや。」
kyo「俺より何歳も年下のアイツにな、拾われたんよ」
kyo「親から逃れるため、ってな。」
kyo「…拾われた先にあったのがヒーローやった。」
kyo「そこで、らっだぁ達と出会ったんよ。」
kyo「そこから俺はらっだぁに色々教えてもらったんよ、価値観とか、友情とか、愛情とか。」
kyo「楽しかった。みんなとヴィラン倒して、遊んで、話して。」
kyo「…でも、そんな日々は続かなかった」
kyo「社長が…nqrseが倒れたんよな。」
kyo「……はい、これで俺の話はおしまいや。」
きょーさんは背中から翼を広げる
kyo「そんじゃあな、俺はやることあるから。」
pn「あっ、ありがとうございました…!」
バサッバサッ……
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
一回3000文字のデータ吹っ飛んだ時は絶望した。
コメント
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でーた。は空です。 消えてま……す。