コメント
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若井も少しずつ兄に依存していってる感じなの最高ですね… ほんとに展開が楽しみすぎます!
お兄ちゃんに真っ先に連絡いれるの可愛すぎるんよ、、、
これからどうなっていくんでしょうねぇ!関係尊死や。
若井side
「滉斗くん…好きです!付き合ってください!」
生まれて初めて春が来た
隣のクラスの女の子だった
勿論OK
これであいつに勝てる
お兄ちゃんには恋人がいたことが無い
帰ったら自慢してやろ
滉斗「ただいまー、」
元貴「あ、おかえり滉斗」
滉斗「ん、そういえば俺彼女できた…」
元貴「へ…、?」
滉斗「だから、もうお前に負けてない」
元貴「うん、おめでとうもう中2だもんね」
あれ、違うお兄ちゃんはもっと悲しむと思った
別に悲しんで貰いたい訳でも無いけど
思ってたのと違くてびっくりした
次の日から学校に行くのが少し楽しみになった
滉斗「おはよー…」
「クスクス…笑」
教室の雰囲気がいつもと違う
なんだか視線を感じた
クラスの陽キャが近づいてくる
そのまま力強く頬を殴られた
滉斗「ぃたっ…」
「お前さぁ何、人の女に手出してんだよ…笑」
隣には昨日俺に告ってきた女の子がいた
「お前みたいなやつが本気にされる訳ねぇだろ」
クスリと女は笑う
どうやら嘘コクだったみたい…笑
気づいたら走って教室を飛び出していた
人のこないところに行き思い切り泣いた
悲しかった
初めて他人に見て貰えた気がして
でも勘違いだったんだ
滉斗「んっ…泣お兄ちゃ」
気づけばお兄ちゃんに連絡していた
元貴「ん、どうした滉斗」
滉斗「んぐっ、、泣ゃあ、」
元貴「泣いてるの…?なにか嫌なことあった?」
滉斗「ぅうッ…来て泣早く、」
元貴「ん、今すぐ行くから校門で待ってて」
お兄ちゃんはすぐに来てくれた
元貴「滉斗お待たせッ…大丈夫?」
優しい兄の顔、声、仕草にほっとして
涙が溢れ出た
滉斗「ぁあぁうぁぁん泣」
元貴「おっ、よーしよし撫ほら帰ろ?」
久しぶりに手を繋いで歩いた
お兄ちゃんの手はゴツゴツしてて暖かい
元貴「ただいまー」
ソファに腰をかけお兄ちゃんと話をする
元貴「それで、なんでそんなに泣いてるの?」
滉斗「んぐっ…泣昨日の告白、嘘だった…泣
俺、初めてっ…ちゃんと見て貰えたってッ思ったのにぃ泣」
元貴「何そいつ…許せない」
久しぶりに見たお兄ちゃんの怒った顔
怖くてびくびく震える俺を優しく撫でる
滉斗「俺の事好きになってくれる人はいないのかなぁ…泣寂しいよ、泣」
元貴「お兄ちゃんは滉斗の味方だよ…抱」
優しくて安心する
もうずっとここに居たい
学校には行きたくないな、