あ。あそこなら……
ー雷迎神社ー
ここ。小さい頃に神様に助けて貰ったところなんだった。
なんだっけ…
狐の神様が迷子になった私を助けてくれて、
お礼を言いに来た時は出てきてくれなくて、泣いて帰ったっけw……
「あぁ…もう少し……いきたいっ……」
私はその場で静かに泣いた…
「フフッ」
ポチャン
「え。水の音…どこから」
ポチャン
「え。こ、これって。池。?」
不思議と心が落ち着いた。
「なんだろう。ここは私を受け入れてくれそう。生き返ることができたらどんなに幸せだっただろう。」
ー転生者への癒しの水ー
…そう書いてあった。
「な、なにそれw……ただの騙し…」
そう思ってるはずなのに無性に気になってしょうがない…
「す、少しだけ試して……嫌っダメ。ここは狐の神様がいるんだ。」
「シテミル、カチハ、アルノデハ、ナカロウカノォ」
「っ!?誰っ」
「…してみる…価値」
…やり方……は。
まず、神社の裏で葉っぱの器を探し、
清き水で注ぐ…
「…見つからん………」
「あっ!あった!」
「器って、どう作るの。。。」
その器の形は今の自分の心。
そこに池の水を一杯分。
そして……っ(泣)
「私っなんでこんなことっ……」
私の中で今までの思い出が蘇ってきた…
「いのりぃー!あーしょーぼっ!」
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