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4 - #4『隠し』

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2025年01月25日

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地獄に帰ってきてからはただ静かに過ごすしかない。


sho「…ただいま。」

「………皿洗いしといて」

sho「…うん。」


ありえないくらいの量が積み上がった洗い物を洗っていく。

お皿が綺麗になっていく感覚は結構好きだ。


sho「えっと…終わったよ。次は____」

「うるさい!!!!!」

sho「…っごめんなさい…。」


俺にはよくわからないけれど…

お母さんは俺の声を聞きたがらない。

でも…確かに。と思う時もある。

声に関しては誰からも褒められたことがない。

まぁ、イケボな訳でもないので聞きたがらないのも…あってるのかもしれない。


sho「…あ、あの…今日テスト返しで…数学が…えと…きゅ、95点とったんです。」

「…」

sho「…その、えと…全部で459点で…!」

「…」

sho「が、学年1位とれたんです…!!」

「………」

sho「だから_________」


ゴンッ!!!


頭に痛みが走る。

めまいがする。

バランスがとれなくなる。

視界がぐちゃぐちゃして立っているのかすらもわからない。


sho「いっ…」

「あんたの顔なんて見たくないの!テストが何よ!自慢?!あんたのせいでこうなってるのに!!」

sho「っあ…」

「あんたは私にストレス発散させとけばいいの!」

sho「いた…っ。」


1発、2発、3発…、


sho(…あれ、何回殴られたっけ…。ちゃんと…数えてたんだけどな…。)


意識が朦朧とするなか、気絶ができない程度の暴力が苦しかった。

殴られは蹴られ…、バランスが崩れて転けてしまう。

床に擦れてやけどになる。

やけどはもう慣れた。

殴られれば血が流れる。

血もティッシュで拭けばなんとか…。

でも少々きついかもなぁ。

…………………………

「早く用事してきて。」

sho「………はい。」


鏡で自分の姿を確認する。

顔には痣が少し目立っている。

足にはやけどや切れ傷が複数ある。


sho(…絆創膏していけばいいや。)

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