テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
朝。
もふくん「……誰」
どぬく「……おはよう」
いつも通り。
記憶、ゼロ。
もふくん、少し警戒する。
でも。
数秒後。
自然に。
どぬくの隣に座る。
もふくん「……なんでここ来た」
どぬく「……さあ」
少しだけ笑う。
どぬく「……体が覚えてるんじゃない?」
📱メモを見る
『どぬくを信じていい』
もふくん「……これ誰が書いた」
どぬく「……一緒に書いた」
嘘じゃない。
でも全部じゃない。
もふくん「……なんで信じていいの」
どぬく、少しだけ間を置いて。
どぬく「……俺しかいないから」
もふくん「……は?」
どぬく「……他、全部切った」
空気、変わる。
もふくん「……どういう意味」
どぬく、優しく。
どぬく「……忘れるでしょ」
どぬく「……だから、混乱しないように」
どぬく「……俺以外、全部遠ざけた」
もふくん、固まる。
もふくん「……それ」
どぬく、すぐに。
どぬく「……でも困ってないでしょ?」
言葉、詰まる。
確かに。
怖いはずなのに。
安心してる。
もふくん「……っ」
どぬく、ゆっくり近づく。
どぬく「……毎日怖がる」
どぬく「……毎日離れようとする」
どぬく「……でも」
もふくんの手、軽く掴む。
どぬく「……毎回、戻ってくる」
ぎゅ。
もふくん、振りほどける。
でも。
しない。
どぬく「……ね?」
もふくん、小さく。
もふくん「……なんで逃げないんだろ」
どぬく、すぐ答える。
どぬく「……逃げなくていいから」
夜。
もふくん、ひとりで考える。
怖い。
でも。
思い出す。
“隣にいると落ち着く”
足が動く。
気づいたら。
どぬくの部屋。
もふくん「……いる?」
どぬく、すぐに。
どぬく「……いるよ」
その声で。
全部ほどける。
もふくん、近づく。
もふくん「……なんか」
どぬく「……うん」
もふくん「……ここがいい」
どぬく、目細める。
どぬく「……知ってる」
そっと引き寄せる。
逃げられる距離。
でも。
もふくん、自分から寄る。
どぬく、耳元で。
どぬく「……ほら」
どぬく「……今日も戻ってきた」
もふくん「……うるさい」
でも。
離れない。
どぬく、小さく笑って。
どぬく「……大丈夫」
どぬく「……明日もまた」
どぬく「……最初から、俺のこと好きにするから」
もふくん「……最低」
どぬく「……ありがとう」
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!