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起きるとそこは知らぬ場所 。
でも 、何故か懐かしいような暖かい所 。
横にはあまり仲の良くない妹が 。
声が聞こえてくる 。
“ 星を見るか泥を見るか ”
妹は目を輝かせ星だと言った 。
私には 、
「 お姉ちゃんには悪いけど 、私には星が似合ってるからさ 」
と言って星へ飛び込んで行った 。
声が聞こえる 。
“ 君はどっち ? ”
私は …
私は 、
『 私は星も泥も見ない 。 どちらも私には輝きすぎている 。 私は 、 普通でいいの 。 』
だって 、どちらも輝いてるんだもの 。
星には正義の白い輝きが 。
泥には悪の黒い輝きが 。
ふつうは何も輝かない 。
それぞれの小さなものしか 。
私にはそれがちょうどいい 。
声が聞こえる 。
“ 君は優しいんだね 。 それじゃあ 、君の望み通り … ”
私は星にも泥にも飛び込まず 、
この暖かい場所から飛び降りた 。
“ 君には 、 幸福を … 。 ”
最後の声は 。
_______ 聞こえなかった 。