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続きみたいです!!!!!!
あれから当たり前だが避けられている
『何故やられた俺じゃなくてあいつが避けるんだよ…』
『ジミーン どうしたどうしたー』
『ホビヒョン…いや、最近グクに避けられてるっていうか…』
『あぁ…確かに最近よそよそしいな…原因は?』
『…まぁ…ちょっと』
『原因が分かってるならちゃんと話し合えば仲直り出来るよ 頑張れ』
『はい…(頑張って解決出来る事じゃないのにな)』
まず 自分がどう思っているのかが分からない…
今までそんな風に見たこともないし
思ったこともない
確かに今までくっついたり可愛いとか言ってきた
でもそれはメンバーであり苦楽を共にしてきた仲間だし…マンネだし…
俺はグクに会って何が聞きたい?
俺のことが好きなのか?って?
いやいや 聞けないよ
もし違っていたら?もし本当にそうだったら?
俺は何て答える…
俺はグクをどう思っている…?
ガチャ
『お疲れ様…あっ』
『グク…』
『忘れ物しちゃった!!…ちょっと行って』
『待てよ』
『…………』
『とりあえず中に入って』
『…はい』
バタンッ
ぐっと空気が重くなったのを感じた
互いに一言目が出なかった
気まづそうにずっと下を向くグク
その姿をじっと見つめるジミン
『あ、あの…』
最初に口を開いたのはグクだった
『ごめんなさい!!あの日酔っ払ってて…』
『夢だか現実だが曖昧で…い、いつものふざけたノリであんな事しちゃってwww』
『ふざけて?』
『そ、そう!!ちょっとふざけ過ぎたなーって…あはは…だからごめんなさい』
『………』
『ジミニ…ヒョン?』
『バカバカしい』
『え?』
『酔っ払って?ふざけて?…はぁ?!』
『ど、どうしたの…』
グクはいつものジミンとは違う雰囲気に戸惑った
『ヒョン…ごめんなさい…』
『触るな!!』
『ビクッ』
『真面目に考えた俺がバカだったわ』
『…えっ ジミニヒョンそれって…』
『はぁ…もういい これで分かった』
『な…何が?』
『お前とはメンバー以上の関係にはならない!!』
『頭冷やしてくる』
『ま、待って!!』
バタンッ
『……………』
グクはその場に崩れた
『…違うよ…ジミニヒョン…ぅぅぅ 本当に好きなんだ…好きだから…今の関係から怖くて抜け出せないんだよ…ぅぅぅ』
あれから僕達は何も変わってない
……傍から見たら
でも分かる あきらかに線を引かれている感覚がする
変わらず笑っている
変わらず笑いかけてくれる
けど…そこに心がない
誤解を解きたい
でもそれが正しいのか?
この前のは嘘です 本当はジミニヒョンが好きなんだって?
あの後に伝えて信じる?受け止めてくれる?!
何て馬鹿なことをしたんだ…
分かってた…ジミニヒョンならちゃんと考えてくれるって…
なのに僕は逃げた
きっかけを作ったくせに逃げた
その代償がこんなに辛いものだと知らなかった
片思いしてる時より苦しい…
(酔っ払ってた?ふざけて?…そうかもしれない…けど あの日 嬉しさを感じている自分がいた…)
『何でこんなに胸が苦しいんだ…』
『どうした?』
『テヒョン…ううん 大丈夫』
『大丈夫って顔じゃないだろ』
『…大丈夫だってば!!!!』
『あ、ごめん』
『…ううん しつこくごめん』
俺は馬鹿だ
自分のイライラをテヒョンにぶつけて…
情けない
『…………』
テヒョンはジミンを抱きしめた
『テヒョン?』
『よく分からないけど 大丈夫だよ』
テヒョンはそのまま何も言わず優しく抱きしめてくれた
『……ありがとう』
その優しさが胸に染みた
テヒョンは俺の変化に敏感だ
だからって強要もしないし深入りもしてこない
俺のタイミングをいつも待ってくれる
大切で大好きな親友
ガチャ
『ヒョンこれ……えっ』
部屋に入ってきたのはグクだった
抱きしめ合う2人を見たグクの顔は真っ青になっていくのが分かった
『グク?!…ちょっとこれは!!』
バタンッ
グクは話を聞かず部屋を飛び出した
ジミンは追いかける事が出来なかった
目から大粒の涙が零れた
分からない…何故泣いているのか…呼び止めたいのに声が出ない
追いかけなきゃって思うのに足が動かない…
悔しい…怖い…
ドンッ
後ろから押された
『?!』
『よく分からないけどあと一歩が踏み込めないんだろ?だから押してやるよ』
『…テヒョン』
『ありがとう!!』
ジミンは目の前のドアを開けた…