宣言通りやります‼️
⚠️rfメン×fw/アイドルパロ
fwがrfメンのオタクしてる世界線
fw side_
俺には推しが居る。
顔や声は勿論、スタイルも性格も,全てが愛おしい推しが。しかも男、3人も。彼らは、数々の箇所でライブパフォーマンスを披露しては、配信サイトでファンとの交流を深めるべく雑談配信やゲーム配信等を行い幅広く活動しており、沢山の人達に愛される男性アイドルだ。
俺も1オタクとして彼らのライブや握手会などにはなるべく参加するようにしている。職業柄のせいか、普段は中々推し活に時間を注ぐ事が出来ない俺だが、唯一実物を拝む事ができるこれらのイベントこそが精一杯推し活を楽しむ事が出来る時間だった。普段は配信を少し覗き、暇な時にグッズをまじまじと眺める程度だが、これでも俺にとっては十分な生活だった。
そう、十分だったのだ。
つらつらとこう言葉を並べては居るが、俺は今絶賛困惑中。何故かって、??
推しが目の前に立っているのだ。
しかも3人揃って。
「は?、ぇ,?」
「おや、はじめまして」
琥珀色の髪の合間から覗く耳元の銀色が輝いている彼が口を開く。
「ちょっと、やっぱ驚いてますって…」
ふわりと銀色のアホ毛を揺らしながら恐る恐るこちらを見つめてくる彼。
「 ねぇ、これって大丈夫なんです?」
紫のサラサラ揺れる前髪に隠れきれていない眉が、眉間に皺を寄せながらも彼ら同様こちらを見つめてくる。
急に家のインターホンが鳴るから何か頼んだか?と無防備で玄関先に駆け寄りドアを開けるとこの光景。
いや、
え゛、!?!!?!?
何故彼らが此処に??俺なんかしたのか??いや夢なのか??
と次々と浮かぶ疑問の数々。実物に喜ぶ暇もなく頭には困惑と疑問だけが残り放心状態。
すると1番初めに口を開いた彼が暫く続いた沈黙を破る。
「急に押しかけてすみません、私達向かい側の部屋に引っ越した者でして、」
これどうぞ、と手土産を手渡され更に困惑。 俺はとても、とまではいくか分からないがそこそこ良い所に住んでいる。でも何故彼らがこのマンションに、?しかも向かい側の部屋。ここ数ヶ月向かい側の部屋から音沙汰無かったから、丁度そこの部屋が空いてただけのただの偶然なのだ、と一旦自分の中で自己完結して落ち着かせる。何も発さないのも失礼にあたると重い、「ありがとうございます、」と相手が聞き取れるか分からない程小さな声で一応感謝を述べておく。
「あ、自己紹介がまだでしたね。私、加賀美隼人と申します」
「僕、!甲斐田晴です!!」
「剣持刀也です。」
…いやいや、十分知ってますとも、彼らの名前を聞き今まで追いついていなかった思考が本当に目の前に本物が居るという事を確信をした。未だに疑問と困惑は残るけど。俺も一応名乗っておかねばと恐る恐る口を開く。
「…あぇっ、と、不破湊です、」
「ふわみなと、良いお名前ですね」
「てか、よく見るとめっちゃイケメンじゃん不破くん」
「え〜!めっちゃかっこいいんですけど!甲斐田惚れちゃう」
「…ぁ、あざす、?」
目の前で推しが話してる。どう反応したら良いのか分からずぺこ、とお辞儀をする事しか今の俺には出来なかった。
「あの、良ければお話しませんか?」
「お話、ですか…????」
今の俺にそれが耐えられるだろうか。推しとお話、握手会では少しの時間話した事はあるが、というかそんな事をしていては全オタクに申し訳ない、
まぁ、断れるはずも無い。今の俺の判断力では断るという選択肢が浮かんでこない。常に疑問と困惑で頭が埋め尽くされていて拒否するという行為を行う思考の入りようがない。「俺で良ければ、?」と数秒の沈黙の後に彼の誘いに応える。彼らは一瞬目を見開いたがすぐに万遍の笑みを浮かべながら向かい側の部屋へと案内してくる。一瞬、俺の家でもよくね?と思ったが俺の部屋は彼らのグッズ1色で埋まっているので羞恥のあまりその思考を一瞬で切り捨てた。俺は特に抵抗する訳でもなく案内を受け入れた。同じマンションのため間取りは変わらないが俺の部屋よりは遥かに整っていて清潔感がある。本当に家に来てしまった、大丈夫なのか、と再び不安が巡る。というかこれ、まだ俺がオタクなの彼らは知らないのでは…早めに自分は貴方たちのオタクですってカミングアウトした方が良いのでは。オタクとアイドルという関係値を明らかにしておいた方が後から問題起こさずに済むのではないか。
嬉しそうに紅茶を注ぐ甲斐田くん、一緒にキッチンに立ち菓子を用意する加賀美さん、既に向かい側のソファーに腰掛けている剣持くん…「どうぞ〜」という声と共に目の前に素敵なティーセットが並ぶ。全員が揃い座ったところで俺はとりあえずぺこ、とお辞儀をし「あの、」と話を切り出す。
「俺実は、貴方たちのファン…でして、」
後に続く言葉が浮かばないため気まずい沈黙状態になる。空気やばくね、終わった、と思いながらぎゅっと目を閉じる。
「え、男性リスナー、?! 僕達こんなイケメンに推されてるってこと、!?」
「ぇ、」
恐る恐る目をあけるとキラキラと目を輝かせこちらを見つめる3人の姿があった。完全に引かれると思っていたため、推し達の反応は予想外だった。
「ね〜え、不破さんは誰推しなの?」
にこにこしながら俺の手を取り熱い眼差しを送る甲斐田くん、急に距離を詰められて俺の心は瀕死状態になっている。
「こら甲斐田さん、不破さん困ってますよ」
「まあもちろん僕推しでしょ、間違いない」
「ちょっと剣持さんまで、!」
目の前で推し達の絡みが見れるのはどれだけ素晴らしいものか。俺は愛おしい彼らに悶えながらも質問に対して結論を出す。
「ぇと…その、箱推しすかね~、!」
へらと笑いながらそう言うと彼らは目を合わせ身を寄せこそこそと何かを話し始める。俺の耳には彼らの会話が届かないためますます不安になる。ある程度話し終わったのか再び3人の視線が俺に集まる。ごほん、と咳払いをした加賀美さんが口を開く。
「私達とルームシェア、しませんか?」
「、は?」
彼の言葉を一瞬で理解しきれず頭が真っ白になりポカンと阿呆面を晒すと彼らはそれを見てくすくすと笑っている。
「ぇ、だって俺ら、リスナーとアイドルっすよ…?」
「えっと、それがですね…」
「私達3人とも、貴方の事が好きなんです。」
「…ぁぇ?????」
kgm side_
私はこの方、不破さんに好意を抱いている。勿論これは恋愛感情。しかし他の2人も彼に対しての恋愛感情を持っている。きっかけは最近開催されたライブのアフターイベントの握手会での出来事だった。
「ふふ、ありがとうございます」
「次のイベントでもお待ちしております」
笑顔を振り撒きながら目の前に立つファンの励ましや応援の言葉に相槌を打つ。両脇に立つ剣持さんや甲斐田さんも同じように沢山の方々に笑顔を振り撒いている。イベントも終盤になっていくに連れ、段々と疲れが見られるようになってきた。おそらく数時間ファンと対話していたせいだろう。わざわざ会場まで愛を伝えに来てくれるファンに申し訳ない。勿論嬉しい。嬉しいのだが、我々にも体力という物があるのだ。ファンの入れ替わりの合間にふう、一息つきながらやる気を絞り出し一瞬で切り替える。そんな事を繰り返してる時、彼に出会った。ふわふわとした銀色の髪の毛の合間に美しいピンクと紫の毛を揺らし目にはアメジストを宿している彼に。私は一目惚れしてしまった。
「え、とはじめまして、!!」
と緊張しているのかぎごちない話し方で精一杯の想いを口にしている彼はとても愛おしく思えた。今までファンにも勿論男性は居たが、彼は特別輝いていた。その太陽のような笑顔に先程まで溜まりに溜まっていた疲れはいつの間にか吹き飛ばされていた。
「次回も、絶対来てくださいね」
数時間のイベントで何百人の相手をしている私が今日初めて口に出した言葉。無意識に出たものだがきっと彼にまた会いたいという気持ちからだろう。他愛も無い会話と共に時間が過ぎ、にこにこと手を振りながら彼に別れを告げる。その後無事にイベントは終わり控え室に戻ると既に見慣れた2人の姿があった。
「お疲れ様です、戻ってくるのが早いですね」
「お疲れ様です社長!今回も大変でしたね~、」
「あぁ、お疲れ様です、今日は特に疲れましたし早く帰りたいなと」
休憩するなり荷物をまとめるなりしている2人。今回のイベントもやっと終わったかと思うと同時に一目惚れした彼が頭に浮かぶ。下から頭へと熱が伝わり頬が少し火照るのが自分でも分かる。その過程を丁度2人に見られていたのか私の元へと足を運び「どうかしました?」と声をかけてくる。
「いえ、少し考え事をしていただけですよ」
「え〜教えてくださいよ!!気になりますって、!」
「あれ社長、もしかしてメンバーに隠し事ですか??」
にやにやしながらこちらを見てくる2人。同僚にこんな話をするのは正直恥ずかしい。ファンの方に一目惚れしてしまっただなんて。まぁこの人達なら大丈夫かと、正直に今日あった出来事を話す。銀色ベースに紫メッシュが合間見える男性に一目惚れしてしまったというところまで話すと剣持さんが話を遮った。
「え、まって社長も、?」
「、はい?」
「僕達もさっき同じ話してたんだよ。しかも多分その社長が一目惚れした子と同じ子。僕の所にも来て案の定虜にされてしまいまして」
「そうそう!めっちゃふわふわした可愛い子来てさ~、ほんとあれは思わず一目惚れでした、いや~可愛かった…そう言えばもちさんにも恋心あるんすね」
「僕をなんだと思ってるんだよ」
喜んで良い事なのか分からないが今の私も2人も同じ状況なようだ。
私達はどうしても彼に近付きたく色々な事を考えた。そこで私は知り合いの方に頼んで彼の情報を調べてもらった。勿論勝手に個人情報を探ってしまった事は非常に申し訳ないと思っている。ただその時の私には貴方しか見えていなくて歯止めが効かなかったらしい。
彼の住所が分かったと連絡が入り、私達3人は「その部屋の周の空き部屋住めば大分近くなるのでは?」と何故そうなると言わんばかりの結論を出した。
「これ、色々やばいんじゃないの?」
「バレなきゃいいんすよバレなきゃ、!」
「まあ、何かあったらその時はその時で対応しましょう」
そして今に至る。私達は彼の部屋を訪問しダメ元で彼を部屋へと誘うとなんとか招き入れる事に成功した。
「ね〜え、不破さんは誰推しなの?」
「こら甲斐田さん、不破さん困ってますよ」
「まあもちろん僕推しでしょ、間違いない」
「ちょっと剣持さんまで、!」
でも少し気になる。彼は誰を1番好んでいるのか。願わくば自分の名前が出てきてはくれないかと思いつつ不破さんの答えを待つ。
「ぇと…その、箱推しすかね~、!」
その答えに対しては特に驚きも無かった。想定の範囲内だったのだ。期待通りの答えを聞くと2人に視線と共に合図を送る。2人は私の方に身を寄せ耳を傾けながらこそこそと話し始めた。
「聞きました?全員推してくれてるんですよ、僕らにとって好条件すぎませんか!」
「剣持推しとか言われてたら僕先駆けできたのに」
「どうします?カミングアウトしても良いのですが、少し展開が早いでしょうか…」
「確かに、でも、!先に気持ちを伝えて僕らが猛アタックすれば、これから好きになってもらえるかもですよ」
「じゃあ予定通りいきますか…」
ある程度話計画を再確認した後咳払いし真剣な眼差しを彼に向け勇気を振り絞り口を開く。
「私達とルームシェア、しませんか?」
「、は?」
彼がポカンと口を開きっぱなしにしてこちらを見てくるものだから少し愛しさを感じてくす、と笑ってしまった。
「ぇ、だって俺ら、リスナーとアイドルっすよ…?」
「えっと、それがですね…」
「私達3人とも、貴方の事が好きなんです。」
「……ぁぇ?????」
放心している。まあそう無理もない事だろう。
「勿論、Loveの方でね。」
「すみません急に、こんな事…」
「なんでここまで来て甲斐田くんは弱気なの、今の内に伝えないと」
「はわ、!!え、っと!前の握手会で、その…僕達貴方に一目惚れしてしまって、」
「とにかく私たちは貴方が好きでたまらないんです。少しでも貴方と話していたいし、近くに居たい。」
「まだ恋人になれとまでは言わないので、我々の恋心に付き合ってくれませんか」
「ルームシェアしてく中で沢山お話できるし、!」
「お願いします」と3人同時に頭を下げる。
暫く沈黙が続いた為不破さんが困っている事に気付くと私はむく、と頭を上げ「すみません、急すぎました、よね」と気まずい空気を解すように口を開く。
「…んで、」
微かな声が耳に入る。よく聞き取れなくてはい、?と反射で言葉を返すと
「…よろこん、で」
今度はしっかりと聞き取れた。まさかOKを貰えるとは思っておらず3人で目を合わせて放心状態になった。
「その、付き合えるかは分からん、一応オタク…やし、でもルームシェアぐらい、?なら、」
まだ緊張しているのか彼の少し引っかかる話し方もまた愛おしい。私は無意識に、反射的に彼の元に身を寄せ抱きしめた。
「…ありがとうございます、このチャンス逃さないように絶対振り向かせます、」
「ちょっと、僕が1番最初に振り向かせるんですから」
「ちょ、いくらお2人でも抜け駆けは許さないですよ!」
「話してるだけで耳赤くする甲斐田くんには負ける気しないけど」
「不破さんは私が貰います」
「俺は皆好きっすけどね~」
そんな彼の一言に耐えれるはずも無くもれなく全員瀕死状態になる。自我を取り戻す様に甲斐田さんが口を開く。
「さ、さて!無事ルームシェアも決定した事だし今日は4人でこっちの部屋で全員寝泊まりしましょう!」
「今日はって何?あ、そっか不破くんの部屋向かい側だし行こうと思えば行けるな」
「ぇ、!?俺の部屋汚いんでムリっすよ、!」
「ふふ、いつか皆でお邪魔しましょうかね」
「にゃはは…」
「じゃあ不破さん、」
『これからよろしく。/お願いします。』
これからどんな日々が待ちわびているのか
楽しみで仕方無い。
ゲロ長かったですねスワイプお疲れ様です😭同棲するようになった過程を全部此処に詰めました
次からは私の妄想が尽きない限りイチャラブコメディーな日常をつらつら書いていきますよろしくお願いします。
コメント
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フォローしやした あきなとかともくっつけてください もちろん不破受けで