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なおはや なおたー 続
あれから3日ほど哲汰の家にお世話になっている。
幸いなことに個人仕事が続き颯斗とは顔を合わせないですんでいた。
それでも明日は久しぶりのグループ仕事。
颯斗と一緒の仕事だ。
哲汰は口にはしないが心配してくれているのが伝わってくる。
このまま甘え続けていいのだろうか。
本当は颯斗とも話し合わなければいけないと分かっている。
少し早く楽屋に着くとそこに居たのは颯斗だけだった。
中に入ると颯斗はその場でスマホをいじりながら言った。
「なんで帰ってこないの」
それは心配なのか、それともなんなのか
颯斗の表情は全く読めない。
「なんでもいいじゃん、颯斗に関係ないでしょ」
俺は強がってそんなことを口にした。
すると颯斗はゆっくりとこっちに向かってきた。俺の頬に手をやりまっすぐ目を見つめながら言った。
「俺の事嫌いになった?」
まっすぐに俺の目を捕えるそれは本心を全て見透かされているようで嘘などひとつも口に出せない。
何も言えずにいると颯斗はそのまま唇を重ねた後、俺を抱きしめ言った。
「今日はハンバーグが食べたいな。」
あー、本当にこの男はどこまでもずるい。
俺の扱いをとことん理解しているのだろう。
「おはよー」
ほかのメンバーが入ってくると颯斗は何事も無かったかのようにまたスマホをいじりだした。
「哲汰、家泊まらせてくれてありがとう。今日家帰るよ。 」
「え、なんで、まだ颯斗のとこ帰るの? 」
「ほんと哲汰には感謝してもしきれないわ笑もう大丈夫だから、ありがとう。」
本当に救いようのない人間だ。
颯斗のところに帰ったってこの先また同じような事が起こるのは目に見えている。
それでも俺は颯斗から離れることができない。
颯斗にもう要らないと言われるまで。
俺には颯斗がいないとだめだから。
少し書き方変えてみました!
前回♡意外にも着いてびっくりです🧏🏻♀️
続きはどうしようかなーーーって感じです笑
でもこういうお話書いてるのがいちばん楽しい