テラーノベル
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アンドロイド「完全神様、部下から直接連絡が入りました。」
完全神「何でしょうか?」
アンドロイド「実は、普通完璧連合軍のリーダーと副リーダーが港区の刑務所でこの世を去りました…首を自分たちで吊ったそうです…」
完全神「じっ自殺だって言うのか…朕が大事にしていた部下を…一体なぜでしょうか?!」
アンドロイド「きっかけはこの本です。」と完全神に手渡した。
その本とは『長編小説:成人式や小中学校の同窓会を拒絶した男』だった。
完全神「何なに?あとがきに『作者は私、無音薄平(むおん・うすひら)という無キャです…私は憧れの東京完璧高校に通うために港区完璧ヒルズへ移住しましたが想像と大きく違い、完璧じゃない見た目や根暗のせいでいじめを受けました。周囲から向ける差別的な視線に耐えられなかったことや、成人式の光景がまさにディストピアでした。まるで異端審問を受けるかのようだったのを今でもトラウマとして記憶に残っています。もし私が成人式や小中学校の同窓会に行っていたら白い目で見られていました。
ですが、このいじめを乗り越えたからこそ港区を離れ江戸川区へ移住して小説家を目指しています』っだって?!」
アンドロイド「ええ、そのあとがきを見て、月森夫妻は刑務所で自殺しました」
完全神「あのバブル世代の浩と麻希が…やっぱり後悔していたんだな本当に?!!」
完全神の回想シーンが長くなります。
完全神「月森浩さん、月森麻希さん頼みますよ。東京フリーク区への侵攻をお願いします。あのバーナムのペテン師一族の子孫が建てた区なんて滅ぼしてあげたいわ」と。
完全神「浩さん、あなたにとって同窓会は何でしたか?16年前の2008年に起きた江東区にあある第一小学校の同窓会で起きたあの事件、きっかけは何でしたか?」
浩「あれは30年くらい前に起きたリンチ事件ですよ。当時の日本はバブル崩壊初期で、まだ旧優生保護法下でしたから」
完璧神の心の声「港区の完璧ヒルズが当時はまだ空の場所だった時代か…私は就職氷河期世代…浩さんと麻希さんはバブル世代…」
浩の回想シーン(今から33年前の1991年東京江東区の江東第一小学校の同窓会の教室にて 雰囲気は教室特有の閉鎖的な姿だった。
輩A『俺様なんてな、若くして社長になったんだよ、スゲぇだろ?』輩B『スゲぇなぁ、テメェなんて中学・高校の時やんちゃして先公ぶん殴って退学してたくせによぉ…でも負けちゃいねぇぜ、俺だって他校のレディースの総長と付き合っててもう直ぐ結婚するんだけどよ。』輩C『マジかよテメェら!!俺なんてバブルが壊れちまったからすぐ会社リストラ喰らって無職なんだよ!!ジュリアナ(東京)で扇子振ってお立ち台で踊ってたのが懐かしいぜ!!』このようにマウントの取り合いの空気感が漂っていた。
教師を務めていて2年経ち、浩(当時25歳)が当時憧れのマドンナの同窓生Aの変わりようにある発言をした。浩「君は随分と太ったね。」と無神経な発言をしていた。 その発言を聞いた輩だった同窓生たちが『おいテメェゴラ?今こいつに何て言った、あぁ?!!』とスーツ着ている浩の胸倉を掴んでいた。浩『ただ普通に太ったね、って言っただけだよ』と。そう言って輩同窓生たちが浩を押し倒して『ドンッ!!』、『ドンッ!!』と浩のお腹や脇腹、胸元を蹴り続け、集団リンチを味わわせていた。マドンナの同窓生A『もう君は用無しだね。よく教師なんかなれたものだ。そんな無神経な発言が相手を傷つけることもあるってあんたはやっぱ昔からそう言うやつだったよね。』と。取り巻きA『あーあ。お前のせいで楽しい同窓会の空気がしらけちゃったよ。どうしてくれるの?』輩A『テメェみてぇな昔から空気読めねぇ奴はなぁ…小学校と中学校の同窓会になんてそもそも来るところじゃねぇんだよ、ゴラぁぁぁ!!高校と大学の同窓会にでも行ってろ!!あそこは小中学校の同窓会より生きやすいからな!!』輩B『無神経で不完全な人間が来るからこの同窓会の雰囲気が台無しになるだろうが!!』と。輩C『この世の中は完璧こそが全て!!テメェなんかただの劣った遺伝子に過ぎねぇんだよ!!小中学校の同窓会なんて2度と来るな!!』輩D『同窓会とは今の自分に自信があって、尚且つ空気が読める適正がある人間のみ楽しめる場所!!そうでないお前はただの負け犬!!小中学校の同窓会に行けるのに相応しい人間じゃない!!』輩E『空気を読むことは社会で生き抜くための最大の美徳なんだよ!!テメェはそれを破った社会不適合者だ!!マナーのクソ悪ィ人間だなテメェはよ!!わかったらさっさと適応できるように努力しやがれ!!』)と罵詈雑言を浩に浴びせ続けるなど暴力や精神的な攻撃を加えていた。当時担任の先生からも見て見ぬフリをされて以降、さらに人間不審に陥り、完璧を求める人間へと変貌するきっかけにもなった。)
#近未来
鳳蓮荘
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スユキ
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コメント
3件
うわ、これはすごく重い回だったね…。浩さんと麻希さんが自♡♡♡ちゃった衝撃と、そのきっかけが無音薄平のあとがきだったっていう展開にまず驚いたよ。 それ以上に心に刺さったのは、33年前の同窓会の回想シーン。あの閉鎖的な空気と、「完璧じゃないと価値がない」って言葉の暴力の数々…読んでてほんとに苦しかった。「空気を読むことが社会で生き抜くための最大の美徳」って言葉が特に重く響いた。浩さんが完璧を求める人間に変貌していく過程が、嫌なほど納得できてしまったよ。 黒屋ムラサキさん、ここまで生々しい同窓会の描写を描けるってすごいな。リアルで怖かったけど、この物語の根幹に関わる大事な部分だと思う。続きが気になるよ。