太宰受け短編集

今長めの書いてて行き詰まったので息抜きに短編書く

なァ太宰。

乾いた声が狭く、白い密室に響く

なんで、そんな事をした？

どうして俺に相談してくれなかった

狭く白い密室に頬を殴った甲高い音が響く

心優しい青年の言葉が誰かの羽を折った

なぁ、辛かったたんだろう？こんな事してまで頑張ったな

心優しい青年の声が誰かの心をえぐった

よく、耐えたな。辛かったな。しんどかったな

心優しい青年の共感が誰かの気持ちを踏み荒らした

心配した。俺は手前にいなくなってほしくない。居なくならないでくれ

頼む。お願いだ、俺は手前が大好きだ

心優しい青年の真っ直ぐな視線が誰かの安心感を一塊もなく消し去った

ねぇ中也、君は私の救世主なんかなれっこないよ。

理解できないなら理解しようとしないで。

理解できないなら理解したふりしないで。

理解できないなら理解するために私にレッテルを貼らないで

もう考えたくない

誰かは諦めて、心優しい青年が持つ檻の中に自ら足を運んだ