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ドアを開けて「ただいまぁ!」と部屋全体に響き渡る声で言うとタッタッタッと聞こえてきたあと「おかえりぃぃぃ」と翼くんが抱きついてきた

まさか、抱きついてくると思ってなくて「あ、ちょっとぉぉ!」と情けない声で言うと「寂しかったんだよぉぉ」と顔を上げて泣きそうな声で言う

「そんなに?」

「そんなに!!!って、そのクマのぬいぐるみ何?」と僕が抱き締めているクマのぬいぐるみのことを聞いてきた

一条様から貰ったなんて言いたくないし「ええっと…これは…じ、自分で買ったの」

「ふーん、怪しっ」

「怪しい!?」と思わず言ってしまった

自分で買ったことの何が怪しいのだろう…?別に、怪しそうな言い方してないと思ったんだけど、おかしかったかな?

「絶対!一条様から貰ったでしょー」とジトーっと疑いのある目で見てきた

「うぅ…自分で買ったよ!自分で!!!」

「嘘つかないで、ちゃんと答えて」と真っ直ぐな目が僕の罪悪感を煽り「・・・わ、わかったよ…」とつい口を滑らしてしまった

「ほらね~やっぱり」

あっ…つい…。言い直そうかと思ったけど、気づいた時にはもう遅かった

「ゆずたん、嘘はいけないよ、うんうん、いけない」

「嘘はいけないけど…いい嘘だったら…」

「ゆずたん、僕はこの前の事件で、絶対ゆずたんを守ってみせるって決めたんだ。ゆずたんが嘘ついてたら、守れるものも守れないよ…」と悲しい声で言う

「だけどね…一条様関連の嘘ならついても~」

「ダァメ!ほら!座って、今日のこと聞かせて」とベットに誘導してきて、僕が先に座り翼くんは、僕の横に座った

そして、言われた通り全て話した

「ん~ゆずたん、これ絶対一条様が買ってる!!」

「そ、そうかな…友達とか、仕事の人とかに貰ったってことは無い?」

「一条様、恥ずかしくて言えなかったんだよ。プレゼントしたいって気持ちをさ」

「ほら、一条様ってさ、Ωは、向こうから寄ってくるし、プレゼントしなくたって別にどうってことないじゃん?」

そうなのか?「そ、そうなんだ」

「だって考えてみてよ!一条様にプレゼント貰えるんでしょ?僕だったら、ゴミでも嬉しいもん」

「それが、婚約となれば尚更!気に入られてるレベルじゃすまないよ!」

「そんなに!?プレゼント1つで?」

「う、うん」

いつも思うけど、そんなに一条様ってすごい人なの?

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