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15 epilogue
結局、今年の花火大会は何事もなかったように終わって。
私・べるはなんやかんやでしぇいどさんと付き合うことになりました!
これもななっしーのおかげ__なんだけど。
ななっしーは花火大会の日を境に見かけなくなりました。
最初の方はびっくりしたけど、今ならわかる。
きっとななっしーは成仏したんだなって。
ちょっと寂しいけど____
それがななっしーの選択だってことだ。
俺・さぁーもんは今日も曇り空の下で目を覚ます。
空いたままのカーテンに灰色の雲がかかっていて、蝉の声が耳に響いていた。
机の上に置いた一通の手紙は悲しくなるから目を逸らした。
結局君はいなくなっちゃったけど。
また、俺はひとりぼっちになったけど。
半袖の制服に袖を通した。
時は戻せないから。
ただ____
「俺も好きって言えなかったなぁ___」
俺の独り言が寂しい部屋にポツリと響いた。
×_$#4g_¥)と狂った君と。
end