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ずうっといっしょ
第2話
あいるのホテル代が貯まるまで俺の家に泊めることにした。
それから約1週間。
「りくー。あいるもう学校行くからね♡」
『今日は随分機嫌いいな』
「そうかな、、?」
『いつもよりニコニコ〜キラキラ〜って感じする。』
「ふふっなにそれ」
『じゃあもう行くね』
『ああ。うん、、行ってらっしゃーい』
こんなたわいのない会話ばかりが続き、一人暮らしの時より充実してるなぁと思っていた。
ーある日の夜ー
『中々あいる帰ってこないな。どうしたんだろ?』
ガチャ
『あっ。あいるおかえ、り…』
『えっ、どうしたの?』
そこにはアザだらけで泣いているあいるが立っていた。
「ぐすっ、、うぅ」
俺はあいるに駆け寄る。痛々しい姿だ。
「今日ね、あいるがね、学校のね、同じクラスの男の子と話してたら、その子にカノジョがいて、彼女さんが、私の彼氏に手出すなっていじめられた。」
ああ。俺の時にもあったなそんなの。女ってめんどくせぇ。
「あいる、何も悪いことしてないよね?」
そう言ってあいるはさらに泣いてしまった。
「うっ、ぐすっ、、りく、あいるのこと慰めてよ」
『んー、俺ができる範囲でなら』
そう言った瞬間あいるは俺の胸に飛び込んだ
「りく、頭なでて」
俺は言われるがままにあいるの頭を撫でる。
あいるの白く、アザのある顔が俺の顔に近づいて、ほんのり暖かい唇が俺の唇に触れる。
俺は彼女がいる。本来なら断るが今はあいるが悲しんでいるから仕方がない。
「あいるね、足も痛いの。だから横になりたいな。」
「りくも一緒に来て?」
俺はあいるの手を引き寝室に連れていく。
「あいる、このままりくに押し倒されたらちょっとは元気になるかも」
少しでもあいるが元気になれたら。
ドサッ
俺はあいるをベッドに押し倒し、そのまま深くとろけるようなキスをした。
その夜あいると俺は快楽を共にした。