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1章:旅の始まり…
7話:古代魔法とファイルナ。
朝日秀蘭
→痛覚 創造を具現化する能力
導奇秋
→視覚 生死を導く能力
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ーシュウの隠れ家
私たちはクル・レイニーが帰った後、マペノート図書館や他の図書館に別の書物があるか探すため二日間チェイルに残った。が、詳しいことは分からず、シュウの隠れ家にある(あの山のような)本で色々と調べることになり戻ってきた。
ー古代魔法。無感情神ファイルナの他、四人の神々が使ったとされる魔法。
創造神・ウカイハ…サキムラ寺院で崇拝されている神。時空魔法。
双子神・シサイ/テサイ…マーサル神社で封印されている神。不自然魔法。
破壊神・メッハ…どこに消えたのか不明。?¿魔法。
無感情神・ファイルナ…どこに消えたのか不明。雷電魔法。
「だって」
「私がチェイルで使った魔法、雷電魔法…なんだよね?」
シュウはうんと言わんばかりにうなずく。
「古代魔法ってね、源が壊されたり、後継がいなくなって人間が使えなくなった魔法のことを言うんだ。」
「じゃあどうして…。あ、でも魔法ってあくせさりーが必要なんだよね?私にはそんなモノ…」
言葉が詰まる。ある、私にも。それをシュウが指差す。
「その、暗黒の軽やかに動くそのピアスは?」
「…。祖母に貰ったの。お守りって数年前に。」
「お祖母様に…。今お祖母様は?」
「いないわ。祖母が亡くなる四日前にくれたから。」
「そっか…。」
おばあちゃん、知ってて?それとも偶然?なんで、使えたの…?
困っている私を察するように
「秀蘭も分からないんだよね?…。よし!この創造神・ウカイハが祀られてるサキムラ寺院に行こうよ!」
「え、いいけど…場所、知ってるの?」
「確か…。そうそう!文明の島って言われているフーアイタンの北部にあるよ!ここからだと船も使って二、三日かかるけど…」
シュウはなんでも知ってるな。”がっこう”っていうのに行ったことがあるのかな。
「う〜ん…。借りることも考えたら四日、五日…」
五日もあれば他のことできそうなのに
「一日でパッっと行ける船があれば良いのにね。」
その時外で大きな音がした。
「なんの音⁉︎」
「み、見に行こう」
外に出ると大きな船が陸地に止まっていた。
「あ、そっか。私が一日で行ける船なんて言ったから…」
『創造が具現化された のか。/んだ!』
シュウと顔を見合わせる。初めて息があった。
「あははっ!」
そう無邪気に笑うシュウに釣られ
「息があったねニコッ」
「しゅ、秀蘭が笑ったぁぁぁ⁉︎」
「…悪い?」
「いや全然!びっくりしただけ!」
「あ!ってかこいつ使えるのかな⁉︎」
「えっと…」
私がえんじんらしき物にふれる
「うわ!」
「すごい…!」
「これ!本当にすごいよ秀蘭!」
私の能力をこんなに喜んでくれる人は久しぶりだな。
「嬉しい…」
「ん?なんか言った?」
「別に…。それよりこれなら一日で行けそう?」
「全っ然行ける!なんなら半日かも!」
「はんにち…⁉︎」
「あはは!ちょっと盛った!」
「なんだ」
自然と笑顔が溢れていった。
「よし!フーアイタン目指してぇ