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遥

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132 - 宿泊学習-バス4

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2025年03月12日

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雪「ねーーはるちゃんたち何の話してるのー?」


後ろの席から今にも身を乗り出してきそうな雪くんがはなしかけてくる。


蒼「…俺たちがモテるかって話」


蒼くんは一瞬気まずそうな顔をしたけど、すぐに話題を切り替えてくれた。

本当に優しくて頭のいい人だなぁ。


雪くんが私の顔を見て何かに気づいたような表情をした。


雪「あれ?はるちゃん泣いてる?」

蒼「あー、さっき大欠伸してたからな。朝早かったし分からんでもない」

雪「..なるほどね〜」


雪くんは納得したのかしてないのか、何だか曖昧な表情と声色で返事をした。


は「いやさすがに早起きすぎてさあ、眠いよこれ」

雪「まぁね〜、僕も全然起きれんかったし」

蒼「凛はずっと寝てるしな」

夕「体力有り余ってそう..ってか、その双子様のモテるかどうかエピソード聞きたすぎる」

雪「とりあえず去年のバレンタインもたくさんやったな」

蒼「毎年大変だよなあれ、何が楽しいんだか」

夕「乙女心わかんなすぎでしょ、モテないよそれじゃ」

蒼「モテすぎてバレンタイン困ってるって話なのですが夕海さん」

夕「ジレンマ的な何かを感じる」

は「雪くんは年上キラーって聞きましたちゃーんとチェック済みです」

雪「僕彼女にするならタメがいいんやけど」

蒼「モテるのとはまた別でしょ」

雪「そういう蒼だって後輩に呼び出しくらいまくってたやん」

蒼「やめろバラすな」


やっぱモテるんですわぁ、この双子。

涼風くんとかどうなんだろな。モテるのかな。


夕海と双子とキャッキャとミーハーな話題を繰り広げる。

恋バナって楽しー。


私も過去に囚われてないでちゃんと進まなきゃ。

蒼くんに打ち明けて、少し心の中がスッキリした。

もちろん話しづらいところもあったけど、知ってくれてる人が1人いるってだけでも安心感がある。


ちゃんと、受けとめてもらえた。

守ってくれる、とも言ってくれた。


私の顔からはいつの間にか悲しみが消えていた。










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