テラーノベル
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「次はどんなのがいいかな?」
「お前、また考えてんの?」
「なんかいたずらみたいで楽しくない?あたしたちはいわゆるお付き合いじゃなくて、付き合ってなくてもやれる「男女の友情」を体現してるんだからさ、せっかくだからもっと遊ぼうよ」
男女の友情…は成立するかっていうやつか。
確かに俺と石井の間では成立してるな…
「おっけ、で?なんかある?」
「あんた、なんかないの?」
う~ん…
「じゃあ授業中は?」
「え?なにそれ、どうすんの?」
「例えば男女別の体育で、トイレ行ってきます、っていって待ち合わせ、とか?」
「なるほど…男女別なら気付かれないか…よしやろ?」
「決断が早いな(笑)」
「だって多分、拍子抜けするくらい簡単じゃない?出来るのからどんどんやってかないと。特に卒業までにしか出来ないことはさ」
一理ある。こうして制服を着て一緒の学校に通えるのは今しかないもんな。
「じゃあ明日の体育な。どこで待ち合わせる?」
下駄箱前や体育館脇のは他にトイレに来るやつがいたらまずいよな…
「あんまし遅いとうんち?って疑われるしね(笑)」
「おい!お前一応女子だろ?」
「あはは、いいじゃん」
「さっと入って、ささっとヤればいいから下駄箱前のでいいんじゃない?女子トイレなら個室しかないし 」
「あぁ、まぁそうか」
本当に決断が早い。頼りになる親友だ。
よし、そろそろいいかな。
「先生、ちょっとお腹が痛いのでトイレに行ってきます」
「おう、わかった」
校舎に向かいながら女子グループを見る。
高三の三学期の体育なんて男女それぞれの遊びみたいなものだ。男子はサッカー、女子はバレーをしている。
石井も先生の方へ向かった。
一度男子トイレに入り耳を澄ます。
パタパタ、ざっざざ。靴を履き替えたな。
少し顔を出してみる。
「お待たせ~」小さな声。
「おう」
念のため石井が女子トイレの中を確認する。
「オッケー誰もいない」
さっと二人で一番奥の個室に入る。
「早く早く」
石井はさっと短パンとパンツを膝まで下ろすと壁に手をつきこちらに尻を向ける。
「もう大丈夫なのか?」
一応聞いたが、聞くまでもなくてらてらと濡れているのが見える。
「ん、来て」
同じく膝まで下ろしてゴムを装着済のアレを入れる。
「あ、入ってるぅ」
時間も無いし初めから飛ばしていく。
パンっパンっ!
このままイって体育に戻る。簡単だな。
「あい〜いる?」
!?この声は大原さん!?
(小声で)「やべ!どうする!?」
(小声で)「どうするって、どうにかするしかないじゃん!」
「あい〜?」
「あ、うん!いるよ!」
ガチャ、え!?隣の個室!?
ガサガサ、…しょわー。
あ、大原さんのおしっこ…聞いちゃった。
「あい、お腹痛いの?」
「あー、うん、ちょっと難産でさ」
俺は…いけないとわかっているけど…
「!?んっ!」
石井が驚いた顔で振り向く。
音を立てないようにゆっくりと抜き差しをする。
「んっ!あっ…」
「あ〜大変そうだね。便秘か…あたしもよくあるわ」
「うん…んっ!そ、そうなの…」
カラカラ、かさかさ、じゃー!
「じゃあ頑張ってね!」「うん!」
手を洗って出ていく音を聞き。
再び早める。
「ちょっと!興奮しちゃったじゃん!」
「なっ。おかげでもう…」
「あ、イく?早く早く!」
パンっパンっ!んっ!
「先生、戻りました」
「おうっ!いっぱい出たか?」
「ちょっと先生!ナイーブな話!」
怪しまれずに戻れた。
少し遅れて石井も戻る。
さすがに石井には言ってないだろうな?
「よーし!この辺にするか!ボール戻してから教室入れよ!」
石井と並んで戻る。
「上手くいったね」
「な。大原さんがそっと入ってこなくてよかったよ」
「ね。さすがに聞かれたらバレちゃうよね」
めいが顔を赤らめたまま戻ったことを二人は知らなかった…
コメント
1件
読ませていただきました!今回もスリリングでしたね〜。授業中の待ち合わせ、しかも大原さんが隣の個室に来ちゃうなんて…ハラハラしすぎて息止めながら読んじゃいました(笑)。それでも「友情だから」って言い訳しながら続けちゃう二人の距離感が絶妙で、めいちゃんの赤い顔が気になる終わり方もニクイです。次が気になります!