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こんにちは。
こんばんは。
おはようございます。
今回は、勇者寝ぼける。の第2話になります。
それでは、行ってらっしゃい。
「んー、、」
目覚ましの鳴り響く部屋で私1人(んー、2人なのかな?)重い体をベッドから起こした。
「起きて。私学校だから。」
そう、幽命 霊と名乗る少年に言う。
「分かった。」
そう、目を擦りながら言う少年は!少し嬉しそうだった。
「学校、行ってくるから待っててね。」
「え、僕も行くよ?」
え、そう言うよりも先に、顔に反応が出た。
私、幽霊と学校に行かなきゃ行けないんですか!?そんなの絶対ゴメンなんですけど!?
いや、私にしか見えないとしても、それでも、気分は悪いでしょ!?
「やだ。」
断固拒否したいところを我慢する。
「いや、行くよ。君が連れていかなくても!ついて行くし。」
え、、
こいつ、まじだ。
なんで私にこんなに執着するんだ?
そう思いながらも、着替えをする。
流石に幽霊でも男の子なので、布団に包ませといた。
「終わったよ。」
そう声をかけると、霊は布団から出てきて私についてきた。
それから、朝ごはんを食べ、学校に向かった。
「委員会とかあるの?」
「そんなのどこで知ってきたの?まあ、あるけど。」
委員会という、知らなそうな単語が霊から出てきたことに私はびっくりしながらも、冷静に返す。
「委員会にも着いてくるつもり?」
「それ以外何するの?教室で独りなんで嫌だよ。」
んー、そんなものなのかな。
私は一人でいることに慣れていたから、そんなことを気にしたことがなかった。
「分かった。邪魔はしないでね。他学年、先輩もいるから、」
「はーい。わかった。」
そう、霊は元気に返事をした。
「おはようございまーす。」
誰もいない教室にとりあえず挨拶をしてはいる。誰も答えてくれないのはわかっているが、何となく、挨拶をするのが日課だ。
「なんで、誰もいないのに挨拶するの?」
やっぱり、まあ、高質問されるのは、だいたいわかっていたが、、
「んー、何となく、かな。」
本当になんとなくだから。
「ふーん。そっか、」
そこで会話は途切れ、いつもどうり、独り言を言いながら朝の準備をする。
「あー、もう行く時間か、めんどくせぇ。」
そう、愚痴を零しながら、私は寒い外に出て、独り校門にたち挨拶を交わしていた。
「先輩のくせに。おせえのは何事だよ。」
後輩が、先に来ているのが当たり前と言えば当たり前のんだろうが、毎日これだと、嫌気がさす。
「反面教師だな。」
そう言って、私は、地面にある石を蹴り飛ばしていた。
それから、委員会が終わり、教室に帰った。
「今日体育あんのか、着替えねえと。」
「口悪くない?」
そう、霊に注意されるが無視した。
「あ?」
少し不機嫌な私は、着替えを一瞬で済まし、教室に帰った。
それからは、いつも通り授業を受け、表向き友達のことも話し、優等生を偽った。
「あー、疲れた。」
家に帰ってきた私はすぐ自分の部屋にこもり、ベッドにダイブした。
「お疲れ様。そんなに疲れることしたの?」
「え、疲れてないとでも?あんなに無理して友達と話してるの気づかない?ほんっとに疲れた。もう、学校行きたくねえー。 」
そう、独り言をこぼす。
「ふーん。優等生くんも苦労してるんだね。」
「そう、なのかな。」
苦労、してない方だと、思うんだけどな。
そう、心の中で呟いて、口には出さなかった。
「んー!、でも、これからは、僕がいっぱい楽しませてあげるから!」
「そう、ありがとう。
俺なんかに気使ってくれて。 あ、」
「俺。いいじゃん。」
「あー、いや、一人称よく変わっちゃうからさ、、」
「いいじゃん。なんて言ってても僕は好きだよ。」
「ありがと。」
こうやって、自分を認めてくれたのはきっと霊が初めてでなって俺は思った。
俺は俺だから。
____。
おかえりなさい。
ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。
僕のこの物語は主人公を僕と重ねています。
僕は家では、少し怖くてまだうちとか私って言ってます。
でも学校では俺とか僕、妾、我と使っています。ネットの世界ではもっと幅広く使っています。
だから、僕のことを霊に認めてもらいたかったという自己満でもあります。
僕と同じような境遇の人が、少しでも霊を通して救われますように。
そう願っております。
では、また。____。