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うぉーたーさーばーです
今後の方針の話要りますか?
新しい企画出したんでぜひ見てください
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キュウメイに頭を下げた羽衣がようやく頭を上げた。そして、ランダにこう言った。
『そういえば、何で森に迷ったんだよ』
羽衣は不思議そうな顔で聞いた。
『じっ、実は…姉さんが生贄に…』
ランダはそっぽを向いて話した。
『生贄!?お前の姉さんが!?あいつの!?』
羽衣は跳ね起きて言った。
『何か知ってる…?』そう思ったランダは、今まであった事を二人に全て話した。
『そんな事が合ったのか…』
頭を抱える羽衣とランダに向かって、キュウメイは話始めた。
『羽衣、何度も話したが、破壊神を封印した話は知ってるよな?』
キュウメイは言った。
『はい…、でももしかして、それとランダの話に関係があると言うのですか…?』
『そういう事だ。そうだ、ランダ君は知らないと思うから、もう一度話すな。』
それはそれは大昔の事。
死を司る者と言われた一人の旅人、『サタニタール』は、 ある日の夜に、一人の生贄を捧げ、破壊神『シヴァテリウム』を復活させたと言う。
生贄にする者は、ある特徴が無いと生贄には出来ない。その特徴とは、『左眼に字が
ある者』である。
シヴァテリウムは、街を襲い、破滅へと導びいた。その時も、一つの街が破滅に追い込まれようとしていた、その時。
一人の少年が、シヴァテリウムの攻撃を跳ね返した。彼の名は、『キュウメイ_。』
彼は右手を失いつつも、シヴァテリウムを封印することに成功。サタニタールも無事に特別部隊に捕まり、これで世界が破滅に追い込まれることは無いと思われていたが、そうでもなかった。
その、サタニタールの息子、『ギシャード』が、また新たにシヴァテリウムを復活させようと企んでいたのであった_。
『…簡単に言えばこういう事やな、一応聞いておくが、ランダ君、君のお姉さんは左眼に字がなかった?』
『字…そういえば、俺が虐められてた時、庇って怪我したんだっけな…その時の傷が左眼にあったはず…』
『…もしかしたら、君のお姉さんは左眼に傷を負っていて、その傷があいつから字に見えたのかもしれへんな…』
『あの…師匠、あいつ…って、ギシャードの可能性があり得るんですか…?』
『そうやな、その可能性は十分にありえる、でも、ランダ君一人ではギシャードに対抗出来るかどうか…』
そんな時、羽衣は真剣に言った。
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『師匠、ランダの姉さんを取り戻す旅に、お供しても宜しいですか_?』
『…え?は、羽衣が…か?』
キュウメイは困惑している様。
『僕も、ギシャードに…友達を殺されたから。復讐したいんです。ランダの為にも、死んだあいつの為にも。』
そう、羽衣は過去に大切な親友をギシャードに殺されたのだった。
体力が回復し、ギシャードに復讐したかったが、仲間がいなく、困っていたのだ。
『お前…!!本気か…!?』
ランダはまさかの展開にびっくり。
『技も使えないこいつは、姉さんは取り戻せません!!技には技で対抗しないと…!!』
確かにランダは、ただのゲーマー。
武器すら無いのに技なんて使えません。
『技の件については僕がランダを訓練させますから…お願いします!!』
『…分かったよ、大丈夫だよな、羽衣なら』
キュウメイは言った。
『良いのか…?羽衣さん…』
ランダは申しわけなさそうに言った。
『良いんだよ!!あと、羽衣って呼べよな!!』
『…ありがとう、そして宜しくな、羽衣!!』
二人には、絆が芽生えたのだった。
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『拝啓、本当の幸せを求める君へ_。』
次回 『ギシャードの企み_。』