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※設定
無一郎、有一郎 14歳
めっちゃ没作品です!!!
(関係ないんですけど、この前化粧水塗ってたら口に入って、めっちゃ苦かったんで
みんなさんも気をつけて下さいね)
参考にした人…まな板様
「兄さん!僕用事があるから先に学校行ってくるね!」
「…わかった」
委員会の会議が朝からあるので仕方がなく僕は兄さんよりも先に登校した。
しばらくして、委員会が終わり
真っ先に僕に話しかけてきたのは1年上の男の先輩だった。この人は僕のことを嫌っているらしい。
何故かは知らない。
「よぉ、無一郎。お前、有一郎にべったり何だらしいな。この前見かけたんだよ」
「……それがどうしたんですか?」
「何言ってるのかわかんねぇのか?お前がそろそろ有一郎を卒業する為に、俺が手伝ってやるって言ってんだよ」
「…は?」
僕は意味がわからなかった。僕が兄を卒業…?
「つまり、俺が見張っているから
次お前が有一郎とべったりしていたら…
有一郎に何があるかわからねぇぞ…?」
「……」
僕は兄にだけは手を出されて欲しくなかった。
「ただ、お前が有一郎にべったりしなければいいだけの話だからな?ここは勘違いすんなよ?」
先輩はニヤニヤしながら僕にそう言った。
僕をいじめるのが楽しいのだろう。
「……」
僕は目のハイライトを消し、前世みたいな冷たい目で先輩を睨みつけた。
「お前と有一郎の関係、どうなってるか楽しみにしとくよ」
僕は仕方がなく目のハイライトを消したまま、兄と過ごすことにした。
しばらくして、放課後になり、
僕は一人で下校することにした。
「無一郎、何で置いていくんだよ?」
僕は毎日兄と下校しているので、兄は僕を探していたみたいだった。
「…僕、これからは毎日一人で帰るから……付いてこないで」
僕はそう冷たく言い放ち、兄を置いて行った。
「……」
兄はしばらく呆然としていた。嫌われたと思ったのだろう。それもそのはず、こんなに兄に冷たくしたのは、初めてだからだ。
「………」
僕は毎日こんな日々を過ごさないといけないと思うと涙が出てきた。
だけど、兄に追いつかれる前に急いで涙を拭った。
「よぉ、無一郎。見ていたぞ、お前、やれば出来るじゃないか」
後ろから肩を急に組んで来たのは朝の先輩だった。
「……」
僕は黙っているしかなかった。
「これからも楽しみにしとくよ」
先輩はそう言うとニヤニヤしながら別の方向に歩いていった。
しばらくして家についた。
制服から私服に着替えて、自分の部屋で勉強していると、兄が帰ってくる音がした。
僕は気にせず、勉強を続けた。
「無一郎ー!!!飯できたぞ!!!」
もうこんな時間かと思ったが、今は兄と目を合わせるだけで、涙が出てきそうなので、無視をする事にした。
しばらく勉強したら、兄が僕の部屋のドアを思いっきり開けた。
「無一郎!ご飯できてるぞ」
「…置いといて、後で食べるから」
「…はぁ、わかった。俺はもう食べ終わったから早く食べろよ」
僕はまた無視をし、しばらく勉強した後は、
下の階におりて、ご飯を食べた。こうした日々を毎日続けた。
ある日いつも通り一人で帰っていると、ダンボールが置かれていた。ダンボールの中を覗くと、兄と似たキリッとした表情をした猫がいた。
僕はこの猫を自分の部屋で飼うことにした。
ダンボールごと持って帰ってきたら、兄がもう家に帰っていた。
「…おかえり、って何だよそのダンボール……」
「兄さんには関係ないでしょ…」
僕はそう冷たく言い放ち、ダンボールを自分の部屋に置いた。
猫はとても汚れていたので、お風呂に入れた。そうすると猫はふわふわとした毛並みになった。
「ミャー」
猫はそう鳴き僕の腕に体を擦り付けた。
「……」
僕はそっと猫を撫でた。そうして、僕は猫を抱っこし、しばらく抱っこしたまま泣いていた。
僕は名前を決めていない事に気づき、兄みたいにキリッとした顔をしている為、【ゆう】という名前を付けた。
「ミャー」と嬉しそうにゆうは鳴いた
「…ねぇ、僕、兄さんに酷いことしちゃった。でも、兄さんを守る為だったら仕方ないよね……ってこんな事話してもわかんないよね」
その瞬間、僕の部屋のドアが開いた。兄がタイミング悪く
部屋に入ってきたのだ。
僕は咄嗟に猫を隠した。
「…隠さなくて大丈夫だ。もうその猫については後で話そう。」
「…何?何しに来たの?…話すことないなら、さっさと出てくれる?」
僕はそう言い、兄を鋭く睨みつけた。
「…先輩に何か言われたんだろ?この前、帰る時に、先輩の会話が聞こえたんだ。『無一郎のやつ、本当に有一郎のこと無視してるぞ』ってな。」
「………」
「…無一郎、何か俺に隠してないか?」
「……」
僕は今までの事を全て兄に話した。
兄は驚いていたが、少し安心した表情をしていた。
「…そうか。そんな事があったんだな…。
気づいてあげられなくてごめんな。もう大丈夫だ。俺が何とかしてやる。」
気づいた時には、目にはハイライトが戻り、僕は大粒の涙を流していた。
「ごめんなさい…僕、兄さんに…酷いこと沢山言った……」
「…もう大丈夫だから。ていうかその猫、どうしたんだ?」
「今日、拾ったんだ…何処か兄さんに似ていて、安心するんだ…… 」
「…そうか、これからはリビングで飼おうな。猫もそっちの方がいいだろ」
「うん!」
それから僕たちには平穏な日々が戻ってきた。あの先輩がしたいじめの報告が次々と出てきて、先輩は停学処分になっていた。
没
今回の作品は納得できない結果になってしまいました!!!本当に申し訳ないです!!!