橙『だから!!!』
紫『違うの……!!』
橙『じゃあなんで3日も連続で買い物行くん?』
紫『いいじゃん……別に……』
橙『どうせ浮気でもしとるんやろ?』
紫『し、してない、!!』
橙『じゃあ着いてっていいやろ?』
紫『だ、だめ……!!』
橙『じゃあ浮気やん』
紫『だからっ……ポロポロ』
紫『浮気なんか……ポロポロ』
橙『どうせ俺なんて嫌なんやろ?』
紫『そ、そんなこと……!』
橙『もうええ、紫くんなんて知らん』
バンッ
そう言って橙くんは部屋を出てった
あ、早く出ないと……
紫『行ってきます……』
実は明日は付き合って3周年記念日なんだ……
だからプレゼントをサプライズで買おうと来て……
全部良すぎて選べなくて……
結局3日も続いて……
橙くん……
……憶えてるかな…
お店
えっと……あの宝石が売ってあったとこ……
あ、あった!
紫『……』
どうしよう……
あ、これ……!
紫『可愛いっ……!!』
おれんじ色とむらさきのまーぶるみたいな指輪
紫『俺と橙くんだ……!ニコニコ』
紫『お揃いで買っちゃお~ニコ』
店員『こちら、メッセージカードなどもつけれますが、どうなさいますか?』
紫『あ、書きます!!』
店員『それと、10分ほど待っていただければ文字も入れれますが……』
紫『お願いします……!』
店員『かしこまりました。どうなさいますか?』
紫『えっと……橙と紫って書いてください、!』
店員『かしこまりました。』
そこら辺、歩いとこうかな……
10分
店員『ご来店ありがとうございました。』
紫『ありがとうございました……!』
あとは、橙くんに渡すだけっニコッ
きっと渡せば仲直りっニコッ
ドンッッ
紫『……』
あれ……?
俺……ひかれた……?
<きゃー!!
<だ、誰か救急車を……!!
<早く……!誰かがひかれて……!!
橙side
はぁ……
浮気……か……
プルルルルルッ
橙『……ん?なんや……?』
<紫様のご家族の方ですか……?
橙『いや……まぁ、恋人です……』
<あ、急いで苺病院に来てください……!
橙『何があったんですか?』
<紫様が車にはねられました……!
橙『ッッ……!!』
俺は急いで苺病院に行った
ばか、紫くんのばか、
ガシャン
橙『紫くん!!!!!!』
医師『残念ながら……』
医師『お亡くなりに……』
橙『そん……ッ……なッ……』
医師『紫さんが持っていたものです……』
橙『ありがとうございます……』
医師『それでは……』
小さな紙袋
これ買ってきたん……?
ガサゴソ
なかから出てきたのは
ふたつの指輪
メッセージカードが入ってる
『橙くんへ!!
今日で3周年記念日なんだよ!
早くない??
実は……橙くんに秘密にしたくて……
ごめんね……
面と向かっていうの恥ずかしかったんだけど
俺と、結婚してください……
返事がいやでも構わない
ずっと大好きだよ。』
橙『あ、ポロポロポロ』
橙『結婚……っポロポロポロ』
橙『俺のセリフやって……ポロポロポロ』
橙『う”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”!!ポロポロ』
そっと紫くんの薬指に指輪をつけて
握った紫くんのては冷たくて
そっと目をつぶったままの俺の
お姫様に
口付けをした。
その唇はあたたかかった。
コメント
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家水没しそう…
涙出ました
感動しかしてない。:゚(;´∩`;)゚:。 こんな物語作れるなんて凄すぎる...💭✨