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・vvkk
・病み
・高校生
・没作品
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🎈サイド
プツン…
🎈「…?」
自分の頭の中で、何かが切れた音がした。
何が起こってるのか、その瞬間は分かんなかったけど。
🎈「あはは…w」
上手く作り笑いが出来なくなって。
🎈「ここは…あれ…」
今まで分かってたことが理解できなくなって。
🎈「…ほっといてよ!!!」
モブ「ぁ…ごめんな…w」
イラつきやすくなって。
🎈「…僕、何のために生きてたっけ」
生きてる理由を、見失った。
もう人と関わりたくない。
勉強なんてしたくない。
誰かと不仲になりたくない。
学校行きたくない。
🎈(…生きていたくない。)
そこから僕は優等生から不登校の劣等生へと落ちていった。
毎日関わるのは親だけ。
部屋でずっと寝るか、虚無の時間を過ごす。
僕は、生きてるだけで罪なのかもしれない。
そんなことを考え始めたら終わりだって分かってるのに。
どうしても考えてしまう…。
周りから理解されなくっていい。
理解されたほうが、辛いんだから。
🎈(…誰か、殺してくれよ)
…いや、いつまでも人任せじゃだめだよな。
🎈「明日でいいよね…土曜日だし…っ」
こうして僕は、明日のための準備を始めた。
🎈「…僕出かけてくるね」
🎈母「あれ、どうしたの?気をつけなね〜」
財布とスマホだけ持って家を出る。
向かう先は近くの海。
電車に乗って揺られていると、少しだけ眠くなってくる。
最近寝れてないんだよな…眠い…
駅に着く。
電車から降りると、すぐに綺麗な景色が見えてくる。
🎈「海…久しぶりだな」
久しぶりに見た海が死ぬためなんて、笑っちゃうけどw
浜辺をしばらく歩いて、心の決心がつく。
🎈「やっと解放される…っ」
水に足を入れてみると少しだけ寒かった。
🎈「…んじゃ、さよなら」
思いっきり水の中に顔を沈める。
海は思ってた以上に深くて、どんどん体が沈んでいく。
🎈(きれい…)
死にかけの状況でこう思うのもあれだけど…きらきらしていて。
僕が生きてきた世界の数倍綺麗だった。
🎈(っ…いき、が…)
意識が朦朧としてくる。
あ、僕死ぬんだ…
🎈「〜〜〜っ…」
?「…!!…い…!!!」
…うで、?だれの…
バシャーン!ドサッ…
🎈「は…っ…げほっげほ…っ…」
?「あっぶねぇ…お前、死のうとしてただろ…」
誰かに引き上げられた。
なんで?なんで僕なんかに…?
🎈「だ、れ…?なんで…っ…」
?「…俺?俺は…」
️️️⛅️「そら!あだ名だとびびりだからびび、って呼ばれてたりするけどなw」
🎈「そら…」
…助けられた。僕が。
こんな奴に…w
🎈「あ、りが…と…っ」
️️️⛅️「は…!?おい、おい…っ!?」
僕はそらの腕の中で、意識を飛ばした…。
🎈「ん………」
パチッと目が覚める。
ここは…知らないとこ…?
️️️⛅️「あ、起きた!!大丈夫かー?」
🎈「…ここは…?」
️️️⛅️「え、俺の家!!」
そんな元気に言われても困るんだけど…w
🎈「…え、僕連れ去られてるってこと?警察呼んでいい?」
️️️⛅️「おい待てぇぃ!俺一応命の恩人だぞ!?w」
🎈「分かってるってww心配症だなぁ、びび くんは…」
️️️⛅️「お前が言うからだろ…w」
会ってからあんまり時間も経っていないのに。
この人なら信じていいかもしれない、って。
そう思った。そう思ったから。
🎈「…なぁ、全部話していい…?」
思い切って聞いてみた。
だって、言わない方が怪しまれないでしょ…
️️️⛅️「…いいよ、話してみて」
🎈「っ…ありがとw」
そう言われて、全部話した。
生きるのに疲れたこと。
なんで生きてるのか分からなくなったこと。
…ずっと、辛かったこと。
🎈「おれって…いきてて、いいのかなぁ…っ」
️️️⛅️「大丈夫、良いよ…」
泣いちゃったけど、びびくんは優しく頭を撫でてくれて。
この人と一緒に居たい…
🎈「…ん、ありがと」
️️️⛅️「落ち着いたか?…しばらくここいていいぞ」
🎈「え、でも学校とか…」
️️️⛅️「俺も休むから大丈夫」
え、こいつも学生!?
どこの…?!
️️️🎈「びびくん…高校生…!?どこの!?」
️️️⛅️「え、お前と同じ学校だけど?」
🎈「…はぁ!?」
️️️⛅️「言えば同じ学年だし同じクラスだぞ」
🎈「まじか…」
友達関係少ねぇから分かんねぇんだよ…!
…まぁいっか。しばらくここ居たい…
🎈「もうちょっとここ居ていい…?」
️️️⛅️「あったりめぇだろ。好きなだけ居な」
そう言って俺に微笑んでくれるびびくん。
…眩しい。
海の数千倍以上綺麗だった。
🎈「…っ…//」
その瞬間、俺は。
空のために生きることを決意した。
️️️⛅️「〜♪」