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凉「師匠は~すごく優しかったなぁ!」
彼は懐かしむような優しい声で
話を続けた。
僕は親から捨てられて、孤児院に
いたんだ~。そして11歳の時かな。
師匠に引き取られた。師匠は人が嫌いな僕に優しくいろんな事を教えてくれた。
そして僕はだんだん人嫌いがなくなってきたんだ~。でも、あの男のせいで
綺麗で楽しかった世界が壊れたんだ~。
師匠は「お父様」って言ってたから
父親なのかな~?僕が気に入らないって
ことは唯一分かったな~。
言い争いしてた時は必ず「殺す」って
言ってた。だからかな。僕に銃の使い方や人の弱点とかを教えてくれたんだ~。
「優しい子になってね。これは絶対に
必要な時に使ってね。」っていつも
言ってたなぁ~!
…それでね、18歳の時に師匠が殺された。
あの男は実の子供を殺したの。
この時に僕はね~、
「今だ…今必要なんだ…」って思ったの。
そしてね、5分も経たないでね~
あの男は死んでた。あの時の高揚感は
忘れられなかったなぁ~!だからね~
殺し続けたんだ~!でも殺した後は
ただ師匠を守れなかった後悔だけ
残ったね~。まぁ楽しかったから
やめられなかったけど…ちなみにね、
そのあとは親戚の人に引き取られたよ!
僕を受け入れてくれたの~!
あ、それとね~この───は…
────────────
……彼の過去、彼の師匠の話を聞いて
なんとなく分かってきた気がする。
でも最後のあの言葉…同じ体のはずなのに
「永…に……く…」しか聞き取れなかった…
なんて言っていたか聞きたかったが
聞いちゃいけない気がした…