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2025 9⁄10
広い廊下に１つの足音が響く
現在の時刻は2:00
当然起きている者は少ないはずだ
ｺﾂｺﾂ
だが、廊下の奥からもう1つの足音がする
？「ちょいとそこのヒト」
？「ここへの侵入は許可してないですよ」
日帝「別に」
？「反抗的なヒトですね」
日帝「そうですが何か」
？「待って」
？「その顔見覚えあるよ」
日帝「あ、自称俺の兄貴野郎だ」
中国「ちょっとその言い方ひどいアルネ」
中国「それよりここになにしに来たアル」
日帝「差し入れ」
中国「待って」
中国「もしかして麻婆豆腐入ってるアル？」
日帝「勿の論」
中国「流石我の弟アルネ！」
日帝「だからお前の弟じゃねえって」
<うう〜ん……
日帝「……」ﾋﾟﾀｯ
中国「どうしたアル」
日帝「今の声パラオだよな」
中国「そうアル」
中国「この声量じゃ起きないアル」
日帝「何処いる？」
中国「80号室アルよ」
日帝「ありがと」
日帝「これ持ってて」
中国「分かったアル…けど」
ｶﾞﾁｬ
日帝「パラオ大丈夫？」
パラオ「ナイチ…？」
日帝「熱ある…」
日帝「水道借りるね？」
パラオ「うん…」
ｼﾞｬｰ
ﾋﾟﾀｯ
パラオ「ひんやり…」
日帝「大丈夫？」
パラオ「うん…」
日帝「良かった」
日帝「こんな時間にごめんね」
日帝「寝てて良いよ」
パラオ「うん…」
パラオ「…」ｽﾔｯ
日帝「寝た…」
日帝「…あ、中国」
ｶﾞﾁｬ
日帝「やっぱ待っててくれた」
中国「そりゃそうアルネ」
日帝「パラオ熱出してるからよろしく」
中国「了解アル」
日帝「そうだ、少し聞きたいことがあるんだ」
中国「何アル？」
日帝「ここに何人ぐらい国がいるんだ？」
中国「日帝に負けた国と日帝の元植民地アルネ」
日帝「なんかごめん」
中国「でもなんで我アルカ…」
中国「なんで清じゃないアルカ？！」
日帝「うん、しょうがないね」
中国「酷い！」
日帝「次、なんでパラオは俺のこと知らないんだ？」
中国「さぁ？」
日帝「…あ、」
日帝(この世界に中国がいなかった場合)
日帝(今いる中国が記憶を持っているってことになるのか…？)
日帝「露帝いる？」
中国「明日帰ってくるネ」
日帝「分かった」
日帝「じゃあな」
中国「また明日アル」
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