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「…っ…」
「剣持さん!?」
「もちさん!!」
「もちさん!?」
声量の加減を忘れた3人の声が部屋中に響く
それを気にすることもなく倒れていく
紫髪の彼
焦らない人などいるわけがなかった
甲斐田視点
「…あっ…ぶねぇ!!!」
「ナイスキャッチ甲斐田さん…!」
ほぼ僕の反射神経で動いた体だったが
もちさんを受け止めることができたらしい。
それにしても顔色が悪すぎる
一体どれだけ無理したんだか…これは相当だろうな
「…はっ!?なんかもちさんあざめっちゃあるんやけど…」
どうやら僕のそばに寄っていたらしいアニキが
声を張りあげる
…ん?
こいつもしかして怪我がある中撮影しようと…
「…はぁ〜…本っ当にこの末っ子は!!」
「甲斐田さんが怒ってる…」
「甲斐田怒らせると怖いでもちさ〜ん」
哀れむような視線を感じるが気にしないことにする
今すぐもちさんを問い詰めたいところだが
体調が最優先だ
「アニキ!スタッフに報告!」
「あいよ〜」
「社長ー!もちさん運んで下さい!甲斐田は必要な物買ってくるんで!」
「承知しました」
頼むもちさん…無事でいてくれ…
そう願いながらコンビニへと向かった
加賀美視点
さて、剣持さんを寝かせたはいいが
これからどうしようか
とりあえず体温を測ろうと思いスタッフに体温計を借りてもらう。
申し訳程度にシャツをずらした時
「…うわぁ…」
視界に痛々しい青い跡が複数映った
不破さんが言ってたのはこれか…
一体どこで何があったんだ剣持さん…
剣持視点
どうやら僕はどこかに寝かされているらしい
確かスタジオに行ってから…何したっけ?
まだ頭が回っていないのか記憶が曖昧だ
…頭いてぇ…体も痛いし…
そっか…スタジオに来てから倒れたんだっけ
社長達に迷惑かけちゃったなぁ…
そんな事を思いながら重い瞼を開ける
「…ぇ、剣持さん…!良かった…!」
社長が僕の元に駆け寄ってくる
僕のことを見てくれていたらしい
社長の泣きそうな顔あんま見ないな。
なんか新鮮。
「社長、色々買ってきましt…え、もちさん!?起きたの!? 」
「うるせえぞ甲斐田」
「うわびっくりした!アニキいたんかよ!」
甲斐田くんとふわっちもいる…
ふわっちはどこから出てきたんだ?
…これは
どうやら自分が思っている以上に心配をかけてしまったらしい
甲斐田視点
「おはよーございます。みんないたんですね」
「もちさんあんたねぇ!
倒れた時どれだけ心配したか分かってる!?
甲斐田泣きそうだったんですからね!?」
悪い事をした自覚はあるのか申し訳なさそうな
顔をする剣持
その顔されると怒りづらいからやめてほしい
という気持ちは心の中に隠しておく
「すみません、撮影できなくて。迷惑をおかけしました。明日にはでk」
「ほんっとに、自分の事も心配しろぉ!!!」
「い″っだぁっ!?」
見事にデコピンをかまされた剣持が
悲鳴をあげる
「ちょっと…何するんだ甲斐田ぁ!!」
もちさんが涙目になりながら反論する
怪我やら体調不良やらを隠していた事を謝るかと思ったら
撮影ができなかったことを謝罪され
思わずデコピンしてしまった
体調不良の人に手を出してしまったのは
許して欲しい
まぁ…もちさんの自業自得だよね
(有無を言わさない笑顔…怖っ)
(もちさんですらちょっとビビってる… )
甲斐田を怒らせるのはやめようと誓う
2人であった
コメント
2件
やーーばいすき!!! 解釈一致すぎてワロてます大好きです😭😭