テラーノベル
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「おっ!あの時話した武器かぁ!?あとで俺様にも見せろよ!!」
カエンも興味津々だ。
ああ!早く見たい!使ってみたい!でも、今はガマンだ。会議は大事だからな、集中、集中…。
「次、ご褒美ルームとスキル教室ね」
今度は知的美人エルフ、ミズキが立ち上がる。
「ご褒美ルームは前回同様、問題なしですわ。スキル教室は格闘講師としてグレイさんが入って、かなり生徒も増えましたわ」
うん、順調だな。
「それで、前回お願いした通り、講師を補充して欲しいんですわ」
ミズキが申し訳なさそうに訴える。
「そうだよね。あとは、格闘、斧、棒、銃…が、必須だったよね?」
「はい。スキルは複数ある方が望ましいですが…」
「分かった。明日、召喚するね」
ゼロは二つ返事で請け負って、最後にカエンを見た。
「カエンは何かある?アライン様はこの後来るんだよね?」
「ああ、3時くらいに来るって言ってたぜぇ。あと、ちっとギルドの方で気になる動きが出てきたなぁ」
「えっ…」
ゼロも驚いているが、俺も予想外だった。ぶっちゃけギルドはノーマークだ。
「いや、問題って程じゃないんだがな。観客が多いだけに、街で相当噂になってるみたいでなぁ。他のギルドに所属してるヤツが、自分達もチャレンジ出来ねぇかって聞いてくるんだわ」
それは…あの血の気の多そうなギルドマスター達は、面白くないだろう。 確かに気になる動きだ。
「ま、今んとこは断ってるから、大丈夫だけどなぁ。ま、気配情報ってヤツだ」
「そっ…か…。さっきの効果付き武器にしても、そういう意味でもやり過ぎない方がいいかもね」
ゼロの言葉に、ルリは小首を傾げた。
「どういう意味よ。武器となんか関係あったかしら」
ルリの怪訝な表情を見て、カエンは「やっぱ、こういう所は、ガキでも人間の方が察しがいいなぁ」と失礼な事を言いつつ、笑っている。
当然ルリもゼロも、ムッとした顔だが…それくらいでカエン様の笑いは収まらない。気が済むまで笑った後「ま、極力目立たねぇようにしてくれよ?程々が一番だ」と妙に人間くさい事を言うカエン。
「やっかみ程面倒なモンはねぇからなぁ。ここにだけある武器。訓練施設。王室のバックアップ。妬みのタネは今でも充分過ぎる。これ位にしとけ」
含蓄がある。
さすが、王室の守護龍ともなると、人間の心の機微にも精通してるんだな。
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