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えろたろう
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#山中柔太朗
Freesia
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#ysdjnt
apricot
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昨夜、少しだけ帰るのが遅くなった。
それだけのはずだった。
💛「……眠い」
🩷「昨日、寝るの遅かったもんね」
💛「誰のせいだと思ってんの」
🩷「俺?」
💛「お前以外に誰がいるの……」
朝の駅前。
仁人は眠たそうに目をこすりながら、勇斗の隣を歩いていた。
昨夜のことを思い出すたび、どうにも顔が熱くなる。
何度もキスをして。
抱きしめられて。
帰る時間になっても、勇斗がなかなか手を離してくれなくて。
最後には、首元に顔を寄せられて。
💛「…………」
……待て。
首元?
仁人は、ふと足を止めた。
💛「……勇斗」
🩷「ん?」
💛「昨日さ」
🩷「うん」
💛「……首、なんかした?」
勇斗は一瞬だけ黙った。
それから、何食わぬ顔で答えた。
🩷「さあ?」
💛「……は?」
🩷「覚えてないなあ」
💛「絶対うそだろ!!」
🩷「仁人、朝から声大きいって」
💛「お前が!!」
勇斗は笑いながら、仁人の首元にちらりと視線を落とした。
襟から少しだけ見える、赤い痕。
昨夜、仁人が恥ずかしそうに顔を隠したとき。
勇斗はつい、もう少しだけ自分の存在を残したくなってしまったのだ。
もちろん、仁人が嫌がることはしたくない。
だから今朝も、気づいたらすぐに謝るつもりだった。
……ただ。
🩷「……仁人」
💛「なに!」
🩷「今日、襟ちょっとずらさないほうがいいかも」
💛「…………は?」
その瞬間。
勇斗は、人生で初めて「逃げたほうがいいかもしれない」と思った。
待ち合わせ場所には、すでに三人がいた。
🤍「おはよー」
💙「おはよ。二人とも遅……」
❤️「…………」
舜太が、仁人を見たまま固まった。
💛「……何?」
❤️「…………え?」
💛「何だよ」
❤️「え、待って」
舜太は一歩近づいた。
そして、仁人の首元を指さした。
❤️「仁ちゃん、それ何?」
💛「……は?」
🤍「ん?」
💙「……あ」
仁人が慌てて首元を押さえた。
もう遅い。
❤️「えええええええ!?!?」
💛「ちょ、声でかい!!」
❤️「いやいやいやいや!! 待って!? それ、キスマ!?」
💛「ちがっ……!」
🤍「……いや、キスマだね」
💙「うわ、マジか」
💛「柔太朗まで!?」
❤️「誰!? 誰につけられたの!?!?」
仁人は、ゆっくりと隣を見た。
うっすらと疑わしい目で睨む
🩷「…………」
💛「…………」
🩷「…………おはよう」
💛「お前だろ!!!!」
❤️「やっぱり勇斗じゃねえか!!!!」
💙「お前、何してんだよ……」
🤍「……勇斗、そんなことするタイプだったんだ」
🩷「いや、これは、その……」
❤️「その!?」
🩷「……好きすぎて」
一瞬、空気が止まった。
💛「…………は?」
❤️「…………はあああああ!?!?」
💙「朝から何聞かされてんだ、俺」
🤍「……ごちそうさま」
💛「お前、ほんっっっとに!!」
仁人は真っ赤な顔で勇斗の腕を叩いた。
勇斗は申し訳なさそうにしながらも、どこか嬉しそうだった。
🩷「ごめん。嫌だった?」
その問いかけに、仁人は一瞬だけ黙った。
みんなの前で見られたことは、恥ずかしい。
ものすごく恥ずかしい。
けれど。
💛「……嫌じゃ、ないけど」
❤️「えっ」
💙「えっ」
🤍「……へえ」
💛「だから! そういう意味じゃなくて!!」
❤️「いや、どういう意味だよ!!」
🩷「……よかった」
勇斗が、ほっとしたように笑った。
その顔を見て、仁人はますます何も言えなくなった。
❤️「いやもう待って。俺、今日これだけで一週間生きられるわぁ、」
💙「お前は黙ってろや!」
🤍「でも、仁ちゃん」
💛「……なに」
🤍「その襟、もうちょっと上げたほうがいいよ」
💛「っっっ!!」
🩷「……俺が直してあげようか?」
💛「触んな!!!!!」
❤️「ぎゃははははは!!」
朝の駅前に、仁人の叫び声が響き渡った。
皆が休憩をしてるとき、
仁人は、勇斗を呼び出した。
💛「……おい」
🩷「はい」
💛「なんであんなことしたんだよ」
🩷「……ごめん」
思いがけず素直に謝られて、仁人は言葉に詰まった。
🩷「嫌がると思ってなかった、は言い訳だよね。仁人が困ることはしたくなかった」
💛「…………」
🩷「次からは、ちゃんと聞く」
しばらく黙っていた仁人は、やがて小さく息を吐いた。
💛「……次がある前提なの?」
🩷「……だめ?」
💛「…………」
🩷「仁人?」
💛「……聞いてからなら、いい」
勇斗が目を丸くした。
💛「ただし!!」
🩷「はい!」
💛「人に見えるところは、絶対だめ!!」
🩷「……わかった」
💛「ほんとに!?」
🩷「うん」
そう答えた勇斗は、少しだけ考えてから、仁人の手を取った。
🩷「じゃあ、見えないところなら?」
💛「お前なああああ!!」
💙またやってんなぁ、
❤️本当仁ちゃんの素おもろいよな
🤍ほんとにね
向こうから、誰かの笑い声が聞こえた。
舜太から届いたメッセージは、たった一行だった。
❤️《明日も首元チェックします》
💛《覚えてろ》
🩷《俺も見ていい?》
💛《お前は黙れ!!!!》
そして勇斗は、スマホを見ながら、ひとりで笑った。
あの夏、好きだと言えなかった人が。
今は自分の隣で、こんなにも真っ赤になって怒ってくれる。
それが、どうしようもなく嬉しかった。
コメント
7件
めちゃくちゃご褒美回でした…!ありがとうございます、ありがとうございます、噛み締めます! そのしゅんと同じ気持ちです、1週間がんばれます♡♡
フォロワー様があっという間に800↑いる……!? すぐ追いつかれちゃいそうです 笑笑 おめでとうございます 💝 💙さんから本当に巻き込まれたくないという空気が出ててすきです 🤙♪ もう一回1話から見てこようかな……
ほんまに大好きです更新ありがとうございます尊すぎてため息しかでん