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タイトル:僕の大好きなお姉ちゃん
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登場人物
誠
お姉ちゃん
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僕には、今年高校生になるお姉ちゃんがいます。
僕は毎朝リビングに入ると、大きな声で
「お姉ちゃん、おはよう」
と大きな声で言うと、お姉ちゃんは優しい笑顔で
「おはよう、誠」
そう言うとお姉ちゃんは、僕を座らせ、美味しいご飯をくれた。
お姉ちゃんは、まだ小さい僕のために、美味しいご飯を朝、昼、夕方、夜、いつも作ってくれます。
夕方になると、僕はお姉ちゃんと一緒に公園へ行きました。色々な人たちがこちらを見て
「可愛い」
と言ってくれました、僕はとても嬉しかったです。
お姉ちゃんは少し恥ずかしそうでした。
僕はお姉ちゃんの方を向き
「行こう、お姉ちゃん」
僕とお姉ちゃんは、元気よく走ってお家に帰りました、そしてお姉ちゃんは僕の靴を脱がしてくれた後、美味しいご飯を作ってくれました。
今日はいつもと違って、少ししゃばしゃばしていました。でも、とても美味しかったです。
次の日、僕は体調が悪くなってしまいました。
お姉ちゃんは、ずっと僕の傍で優しく手を握り
「大丈夫、誠なら大丈夫だよ」
そう言って、僕を安心させてくれました。
次の日、お姉ちゃんは学校へ行きました。僕はお姉ちゃんが帰ってくるのが楽しみで、玄関に走って向かったりするのを何回も何十回も繰り返しました。そして夕方、お姉ちゃんは学校から帰ってきて、僕を優しく撫でて抱きしめてくれました、僕は嬉しくてお姉ちゃんに
「おかえり!お姉ちゃん!お疲れ様!」
そう言うとお姉ちゃんは
「誠は元気だね、ただいま!」
そして、お姉ちゃんは帰ってきてすぐ僕と散歩をしてくれました、僕はお姉ちゃんとの散歩が大好きです。
お姉ちゃんは、体調がまだ悪い僕を支えながら、ゆっくりと進んでくれました。
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僕は、お姉ちゃんよりも年下なのに、どうして先に逝かないといけないんだろう。
どうして、僕は人間よりも寿命が短いんだろう、お姉ちゃん、ごめんなさい、そうして僕は
「お姉ちゃん、ごめんね」
そう言うと、お姉ちゃんは泣きながら震える声で
「誠、喋らなくていいんだよ」
そして僕は、少しづつ意識が薄れてきました。
僕は最後にお姉ちゃんの手を舐め、小さく
「クゥン…」
と言うと、お姉ちゃんは僕の前足を掴んだまま、涙が零れ落ち、僕の前足の毛にお姉ちゃんの涙が染み込みました。
そして僕は、息を引き取りました。
神様、どうか、どうか、お姉ちゃんに大切な人を作ってあげて、今よりももっと、幸せにしてあげてください。
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⚠️この物語と登場人物は全てフィクションです⚠️