テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
一応主人公は赤さん設定だった
ぐちゃぐちゃ(文も話も)
グロです、見たい方だけどーぞ
ぐちゅ ッ、ぐぢゃ… 、ごりゅ
肉が切れる音がする。刃が骨に引っかかった
血腥い臭い、腐敗臭
ぶーん、ぷーんと耳元でなるハエの羽音も全部気持ち悪い。押し入れに閉じ込められ、もう何日も経つのに一向に開く気配がない
ぐじゅ っ、 べちゃ… っ ぺしょ
知らない音。まるで肉を床に叩きつけたみたいな音がする
こわい、暗闇の中知らない音と臭いに囲まれてどんどん精神を摺り減らされてる
早く帰りたい
帰りたい?帰る家もないくせに
もう何ヶ月経った?
1週間に1回渡される、水と謎の肉。それ以外は何も渡されず何も言わない
餓死したくなくて必死に命の綱を繋いでる
所々白く濁った水に何の肉かも分からない、中が生焼けの少し腐った肉。噛むほど鼻に血腥い臭いが抜けていき、吐きそうになる
でもこれ以外にまともな食事は何もない
ぺた… っ 、 ごん ッ!!
「うるっせぇぞ!!!」
「ひ ッ、ぁ、ご、ごめんなさっ」
最近、他の子が来た
どん臭くてよくぶつかって怒鳴られてる。その度に弱々しくて消えそうな声で謝る
がん …ッ 、 ごす
「い゛ だ ッ 、ご…ごめんなさぃ゛」
よく殴られてる。可哀想だけど顔も知らない奴を助ける義理もないし
勝手にここから出て何かされるほうが怖い
「いゃ゛…、ゆる゛して ッ、い゛…や!!」
今日はいつもと違う
いつもはただ謝るだけ、でも今日は逃げようとしてるみたい。まるで怖い何かから、必死に走って誰かに助けを求めてるみたいに
子供の好奇心は怖い
怖く、恐れているものでも気になれば後先を考えず自分を心のままに行動する
押し入れの障子を少しだけ開き、その隙間から覗く。大柄の男と痩せ細った桃色の頭の男の子が1人、壁際に男の子が追い込まれてる
男の手には鉈包丁が握られている。顔を涙と鼻水でぐちゃぐちゃにして肌色の方が少ないと思えるほど青紫色で埋め尽くされた肌をした男の子はただ震えて必死に「許してください」と懇願している
「ごめんなさィ゛!!ごめんなッ あ゛ぁ゛!」
だん ッ!!! って音がして、その子の叫び声が部屋中に響き渡った。
目の前が真っ赤に染った。自分の顔をゆっくりと手で拭いた。手にはベットリと真っ赤な血が付いていた
「あ゛ぁ゛… ッ!!!いだぃ゛!!!!」
「おか、おかァ゛さ!!おとぅ゛さん ッ!!」
男の子の脚が床に転がってる。血が出て、止まることを知らないようにどんどん吹き出している
「いだぁ゛…ぃ゛!!ゆる゛しでェ゛!!!」
泣き叫び、脚が欠け歩けないのか必死に床を這いずり逃げようと必死になっている。男は残ったもう片方の脚をつかみ容赦なく包丁を振り下ろした
ダンッ ! ごりっ … ぐぷっ
血の臭いが強くなる。肉が切れる音と刃に骨が引っかかる音。俺の日常を彩る音たち
小さな体で痩せ細った子供なんて簡単に死ぬんだ。段々と男の子は逃げ回る気力を失い、最後には顔を白くして床を爪で引っ掻き「しにたくない、たすけて」と何度も譫言を繰り返した
「ひゅ ッ 、ぅ゛… ひィ゛ っ ぁ゛…」
だんだん青白い顔が土気色に変わった。息が細くなって、ついには止まる
呆気ない最後だ
まるで手馴れたように男は身体を解体し始めた。邪魔な頭と四肢を切り落とし、腹を裂いて内臓、心臓、胃、小腸、大腸を引摺り出した
小さく、短い子供の小腸と大腸を身体に巻き付け、男は滾り、妙な匂いのするものを取り出し扱きはじめた
しゅこ、ちゅこ … ぐちゅ
度々聴こえた聞きなれない音の正体はこれか
何度も子供を殺し、それをオカズに抜いていたんだ。気持ちが悪い
愉快犯、特殊性癖、変態、じゃあ自分は?
何ヶ月も閉じ込められて最低限の食事と水で生き延びている。殺す気はないのか?それとも
「う゛… ッ、はぁ゛…♡」
気持ちの悪い吐息を漏らし、白く濁った液体が飛び出る。それには見覚えがあって何度も飲み込んだものと同じ見た目をしていた
何かが込み上げてきた。でも怖くて飲み込んだ
気持ち悪い、どこまでも気持ち悪くて醜い
骨と肉を分け、筋肉の筋に沿って器用に切っていく。フライパンに肉を乗せる
ぱちぱち と油が跳ねる音がして、ガチャガチャとあいつが水と肉を持ってくる前にしていた聞き慣れた音がする
男の足音がこっちに近づいてくる
膝を抱え、顔に着いた血がバレないように顔を下に向ける。バレないか、ドキドキとしていて心臓がうるさい
がた っ、 がちゃ
皿が置かれる音がして足音が遠ざかって行った
恐る恐る顔を上げる。目の前にはいつも通りの食事が並んでる
いつも、食べてた肉は…
その日を境に食事も水も飲めなくなった。知らない方がいいことってやっぱりあるんだな
でも確かに変わったことはあった。子供鳴き声がする時必ず覗き、殺され、解体されていく様を見守った。何もできない俺にできるのはそれだけだったから
時間感覚もなくなるほどの時間を過ごした
何人も何人も殺されていく中意味もわからず生かされ、絶望のまま生きた
逃げようと扉を手を伸ばすより先にガタンッ と押し入れの扉が開き、男が俺を見下ろしていた
ぬらっとカーテンの隙間から漏れた光を反射している鉈包丁が俺の頭の上に振り下ろされる
あ、俺の人生はここま
、
、
、
終わり
コメント
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わー、めっちゃグロかった 1週間で与えられた食事が♡♡♡入の水に人肉なのすごく嫌、桃さんの切るときの表現の仕方とか文の書き方?が凄くて余計にグロく感じた‼️なんで大柄のやつは主人公♡♡♡なかったのかな、なんかもうグロいの大好きだからこの作品投稿してくれてうれしい 過去一くらいにこの作品すき
めっちゃグロいけどなんかくせになる、、、!とっても好き まだインターネットとかない時代にありそうだなって思った ことちゃんの書く作品て、なんていうか、言葉選びすっっごくいいな、って毎回思う、なんか、かっこいいっていうか…笑 文だけだと伝わりにくいことってあるじゃん?それをことちゃんの作品には感じたことない
とんでもなくグロすぎて凄かった 1個1個の表現というか言葉がリアルすぎてお腹抉られかけた 最後の終わり方すごい好き