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ジリリリリィ‼︎ジリリリリィ‼︎
目覚ましの音で目が覚めた。そしてすぐため息をついた。リビングに降り朝ごはんを胃の中に突っ込む。土日が終わりまだ地獄の1週間が幕が上がり始めていた。勉強道具を持った後すぐに家を出,学校に向かう。そして頭の中はすぐ考えモードに入る。やっぱり今日をはるきくんたち来ないのかな?正直責任がとても重くてしんどかった。どんよりした月曜日の登校中、1人で下を向きながら歩いた。もっと仲良くしたいのに,そして僕は極度の人見知りで誰とでも仲良く話せるはるきくんやゆうたくんを羨ましく思ってしまう。
「なおきじゃん!おはよ!どうしたんだ?暗い顔して。」
でもそのように行動しようとしても出来ないのがこの世の理なのかも知れない。
「おーい,もしもーし?」
どうしたらあんなに人と簡単に仲良くできるのだろうか?元々の体の作りが違うのだろうか。
「おいって!」
噂をすれば影を刺す。でもそれははるきくんでもりょうくんでもなくゆうたくんだった。
「お、おはよう?ど、どうしたの?」
「何回か声かけたんだぜ。」
「そ,そうなんだ,ありがとう、、」
「どうせはるきたちのこと考えてたんだろ?」
「まぁ、、うん、なんでわかったの?」
「俺だから?」
ゆうたくんはいつも大切なところをふざけて終わらせる癖がある。でもそれがゆうたくんのいいところという事を僕は知っている。そして無意識に頬が緩む。
「お!ちょっと笑ってる。面白かっただろ!」
「そうだね。」
ゆうたくんの優しさに免じて許してあげることにした。
「そう言えばゆうたくんなんで体操服なの?1時間目どころか今日一日体育ないよ?」
「え!?!嘘だろ!マジかよー。」
そんな会話をしていたら学校に着いた。そしてそこから月曜日の怠さプラス国語,数学,理科,社会と言うしんどさが合わさった一日がなんとたった3行で終わった。
「ゆうたくん!今日一緒に帰らない?」
「あっ,あぁ、、大丈夫だよ,、、」
「りょうくんとはるきくんの家って知ってる?」
「あぁ知ってるぜ,なんだ?お見舞いか?そんなに気にしなくていいって。」
「いや,まぁそうなんだけど、やっぱり心配だから。」
「そうか,でもはるきとりょうん家行くならなおきの家から全部回ると1時間ちょいかかるぞ?」
「いいよ,教えて,」
その後は家を教えてもらい,教えてあげ,そのまま解散して家に着いてすぐりょうくんの家に向かった。そして30分強でりょうくんの家に着いた。
ピーンポーン
「すいません,りょうくんの友、、クラスメイトのなおきと言います。お見舞いに来ました。」
「わかったは。今開けます。」
りょうくんの家庭は基本敬語と聞いていたが本当に誰にでも敬語なのだと思いながら待っていると15秒ぐらいしてドアが開いき中からびっくりするぐらい若いお姉ちゃん?お母さん?が出てきた。
「金曜からずっと寝込んだままなのだけどそれでもいいですか?」
「はい、大丈夫です。」
うつした身としては傷を抉られたような話だが自分の責任なので仕方がない。りょうくんの部屋に案内してもらった。ドアを開けるとほこりがまった。そしてそこには首が真っ赤に腫れ,横になっているりょうくんの姿があった。息も凄そうだ。でも少し気掛かりがあった。そして20分ぐらいした後母?姉?にお礼をした後次の目的に向かいペダルを漕ぎ出した。40分ぐらい漕ぎ続けるとはるきくんの家に着いた。
ピーンポーン
「はるきくんのクラスメイトのなおきと言います。お見舞いに来ました。」
「はーい。」
そしてすぐ母が出てきた。
「ごめんね,今お医者さんに見てもらっているの。15分ぐらい待ってもらえる?」
そう言われて玄関で待っていたが15分もしないうちにはるきくんと対面できた。と言ってもりょうくんと同じで寝ているだけだった。でもりょうくんより少し息が荒い。そして同じく20分ほど過ぎ挨拶をし自分の家に帰り一日が終わった。