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僕らの14つのメモリー

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9 - 4つ目の思い出のカケラ⑨

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2022年07月18日

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「と言うことでお話があります。」

「どうした?かしこまって?」

今,僕の家にかいとくんゆうたくん、けんじくんがいる。今日,本を読んでいて気づきたことがあった。ネットで調べ,お見舞いに行ったことを思い出し理想が確信へと変わった。そしてラインでみんなを僕の家に招集した。

「今日本を読んでいて気づいたことがあったの,この前一緒に買いに行った鹿の王って本知ってる?」

「しらねぇな。」

「けんじくん行ってないからね。」

「まぁ俺も知らんがなんだ?内容は確か病気にかかった主人公が病気を治すんじゃ無かったか?」

「さすがゆうたくん!まぁちょっと違うけど,で,その病気が今流行っている病気の症状と一致してるの。」

「たまたまだろ。」

「俺もそう思う。」

高偏差値組の否定はダメージがでかい。

「そう言うなって!とりあえず話だけでも聞こう!」

「まぁそうだな。」

「ありがとう。でね,この前2人のお見舞いに行ったんだけど,2人とも気絶?じゃないか,昏睡状態だったの。僕も熱や咳は出たけど2日や3日ずっと昏睡状態なのは流石におかしいと思うんだ。」

「確かにそうだな。体の弱いはるきだけじゃなくあの筋肉バカのりょうですら寝たままなんだったらなおきと同じ病気じゃないっぽいな。」

「うん,でね,ここからは僕の考察なん。」

「すまん,ちょっといいか?さっきのかいとの考えなんだけど正直信じていいかは分からん。別に運動能力が高いからって病気の抵抗力が高いとは変わらない。あと親情報だが都会でもその病気は流行っているらしいぞ。抵抗薬とかはないらしい。」

「そうなんだ。確かにそうだね。でね,この本では光コケ?見たいなのを薬する事で黒狼熱って病気が治るの,そのコケ?を探してみない?」

「反対。」

かいとくんが即答した。

「やっぱり、、そうだよ、、ね、、、、」

「俺は賛成だね。」

ゆうたくんは賛成してくれた。そしてもちろん僕は賛成それは言うまでもない。そしてみんなの視線はけんじくんに向く。けんじくんは少し黙って考え込んだのちこう言った。

「は,,はぁーー、、賛成だよ。」

「いや,多数決じゃ物事が正しいかどうかは分からんぞ?」

「やるかどうかは決めれる!行くぞみんな!」

「いや,なんのために?そもそもそんなのどこにあるんだよ!」

「落ち着けかいと,なおきの友達を助けたいってのは当たり前の感情だろ?」

けんじくんの言うこともかいとくんの疑問も正しい。そして僕は気づきていた。けんじくんがかいとくんの質問に僕が答えられないことを分かって話を逸らしていた。

「あーぁもう!わかったよ。で?その黒狼熱って病気が今流行ってる病気だとしてどうやったら黒狼熱にかかるんだ?」

「犬や狼に噛まれたらかかるんだって。でね,まぁ普通に噛まれるわけないじゃん。物語の中でもあるんだけど犬や狼の血を吸ったダニに噛まれるとかかるんだって。」

「ここら辺でコケがありそうな場所ってどこだ?」

「ヨミダの森とかじゃないか?」

「今から行くか!」

ゆうたくんたちが話を進めてくれている。でも,今回は僕から話題を出したことだ。いつもの傍観者であるわけにはいかない。

「明日でいいんじゃない?4時間出し部活なしだからね。」

そしてみんなで玄関に出た。ワンっ!ワン!うちの犬のペロがゆうたに懐いたみたいだ。

「この犬見る目あるなぁ。」

「ゆうたくん気をつけた方がいいよ。ちょっと前僕思いっきり噛まれたからね。」

「マジかよ。じゃあ明日1時に裏門集合なー。」

そう言って夕日に消える3人は少し,嫌,とてもカッコよかった。

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