いつも勉強会の後はゲーセンやカラオケなど遊んだ
話を聞くとジミンはこうゆう遊びをした事がないと聞いてこれを機に色々遊び回ろうって話になった
みんな仲良くなった
先輩の表情も柔らかくなった気がする
良かった
楽しそうにしてる姿を見て俺は嬉しかった
嬉しいはずなのに胸の奥がモヤモヤする
イライラする…
これはなんだ?
友達にも…彼女にすら感じたことないこの感情
『先輩 これやろう』
『ん?…いいよ』
ホラー系のシューティングゲーム
ゾンビが出てくる度 ビクッとなるジミン
(もしかしてホラー系苦手?…プッ 可愛いかよ)
『あぁー負けた』
『…』
『先輩 もしかしてホラー苦手っすか?』
『べ、別に』
『あー 苦手だなーwww』
『う、うるさいなー』
『…わぁっ!!!!』
『わぁ!! ビクッ』
『あはははは』
『お前なーwww』
『いてててっ あはは ギブギブw』
『あはは 何やってるのよ2人ともーwww』
面白いのに上手く笑えない
口を開いたらあやふやな事が確実になりそうなきがする
ダメだ
それはダメだって分かってる
『ねぇ、グク2人でプリクラ撮ろうよ♡』
『うん』
『あ、出来た これ盛れてるー♡見てみてー』
『うん、可愛いよ』
『ふふふ♡』
『あはははは』
『あ、お前らもプリクラ撮ってたのかwww』
『先輩達2人でプリクラ?見せてーw』
『うん やっぱりジミン先輩イケメンだわ』
『俺は?!』
『ふふっ』
『なんだよそれ!!』
2人きりで?
あの狭い空間?
こんなにくっついて…
『ムカツク』
『ん?何か言った?』
『お前達のも見せろよ』
『いいよー 今日盛れまくりよw』
『ほぼ別人じゃんw』
『うるさいな!!!!』
『あはは 盛れなくても可愛いよ』
『先輩♡』
『……2人ラブラブだね』
『えへへ♡だってーグクw』
『惚気はいらねー 他の奴らあっちにいるから行こうぜ』
『トイレ行ってから行く』
『はーい じゃ グク行こう』
『ふぅ…んで みんなどこだ?』
その時いきなり腕を掴まれ プリクラ機の中に連れ込まれた
『なにすんだよ!!離せ!!ってグク?!』
グクは何も言わず俯いていた
『どうした?』
『先輩…』
『ん?』
『俺男っす』
『ん?分かってるよw』
『彼女もいるし 女が好きです』
『お、おぉ…俺もだよってマジでどうした?!w 何かあっ…』
グクの顔は今にも泣きそうで辛そうだった
グクはジミンの肩に顔を埋めた
『グク?』
『……』
訳分からねぇ
何なんだよこの気持ち
何でこんなに先輩を意識しちゃうんだ
先輩…教えてくれよ
『大丈夫か?悩みがあるなら聞くぞ?』
ジミンはグクの顔を両手で触れた
目が合った瞬間 2人の唇が重なった
『?!』
『グク?! ちょっ』
『黙って』
グクはそう言うとジミンを壁に押し
またキスをした
『んっ…っ グ…ク やめっ …?!』
気がつくと舌を絡めてきた
『ん…んっ 止めろ!!!!』
ドンッ
『いてっ』
『はぁはぁ…お前…最低!!』
ジミンはその場から去った
『…ハッ』
『ま、待って先輩!!』
後を追いかけようとしたが
追いかけてなんて言う?
何て言いたい?
追いかけたいのに
誤解を解きたいのに
体が動かなかった
誤解…後悔…罪悪感…
感じてるのか?
『どうして…こんな状況なのに満たされてるんだ…何でもっと触れたいっておもってるんだよ俺…』
自分が自分じゃなくなっていく
怖い
不安だ
なのに…
なんでこんなにワクワクしてる?
身体中が何かを求めてる
『あ、いたいた 何してんだよ!!』
『あれ?先輩は?』
『グク?』
『悪い 俺も帰る…あっ』
プリクラ機に戻りシールを手にし帰宅した
バタンッ
部屋に入りプリクラを見つめた
2人がキスをしてるとこが写っていた
『フッ こんな顔してたんだw』
驚きと快楽の狭間な表情のジミン
その表情を見るとゾクゾクとした
もっと見たい
もっと溺れさせたい
そんな汚い感情が溢れた
『俺…』
ガサッ
『ん?紙袋? あぁ この前の』
袋から洋服を出すと微かにジミンと同じ香りがした
グクの胸が強く高鳴った
その日 その服を抱きしめグクはジミンを思い浮かべたのだった…
コメント
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展開が素敵すぎる! 青春だね❤️❤️❤️ 🐰ちゃん早く気持ちに気がついて!✨✨✨