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雫:あ、今日地縛少年花子くんの24巻発売日じゃん。急がないとなくなってしまう!
準備を急いで済ませました。
雫:あとちょっとで本屋!走っていこう。
――ブロロロ(車が向ってくる音)
雫:えっ、
――バタン
あぁ、地縛少年花子くんの24巻見たかったな。いや、それよりもお父さんとお母さんにありがとうも言えてないや。
私の人生、ここで終わりか⋯⋯
??:おーい、起きてくれないかのー、おーい。
雫:ん?
パチッ
雫:ここどこ!あなた誰!わたし死んでないの!?
??:まぁまぁ、そうあせらずに。わしゃおぬしを転生させに来たんじゃから。言っとくが、わしゃ神じゃ。
雫:神様?
神:そうじゃ。ところでおぬし、どの世界に転生したいのか教えてくれぬか?何の世界でも良いぞ。
何でも良いんだったら、もしかして「地縛少年花子くん」にも行けるんじゃ!?
雫:あのー、漫画の世界にも転生できるんですか?
神:もちろん、できるぞ。
雫:!
じゃあ、地縛少年花子くんのキャラクターたちに会えるチャンス!これは⋯行くしかない!
雫:じゃあ、地縛少年花子くんの世界に行きたいです!
神:わかった。もう一つ聞いておくが、転生する人は誰でもいいかの?
地縛少年花子くんの世界に行けるなら、何でもいいと言いたいけど⋯花子くんと同じく、怪異でいたいな。
雫:花子くんと近い関係の怪異でお願いします!
神:わかった。じゃあ、いくぞ。それっ!
神様が言い終わった時、なにかすごく眩しい光が目に入ってきて、びっくりして目を閉じた。
――ドンッ(何かにぶつかる音)
雫:イタタタ⋯
机の上におちたようだった。ここは⋯?かもめ学園の旧校舎!?
神:ここは、地縛少年花子くんの世界じゃよ。おぬしは、七不思議八番になっておる。お望みどうりにしたぞい。
あぁ、もう一つ言っておくが、今は八尋寧々がまだ花子さんと出会っていないから、すべて見られるぞい。
時間が過ぎてしまう。ここでわしは失礼するぞ。この世界を楽しむことじゃな。あぁ、名前は、「佐藤志筑」じゃから。
さようなら。
志筑:七不思議八番って、どんな人なんだろう?かがみさがそうかな⋯あ、トイレ行けばあるじゃん。
でも、花子くんが⋯もういいや。行っちゃえ!
――タタタタタタタタ
雫:さて、自分はどんな姿⋯は?普通の学生じゃん。まぁ、普通の方がいいんだけど。
??:きみ、誰?
志筑:!
この声は⋯花子くん!?