テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
か細い火が心の端に灯る。
やがてそれがいつの間にか燃え広がる熱情。
そう。
俺は恋をしてしまったのだ。
瑠璃色のサラサラな髪。
ちょっと厨二病臭い眼帯。
安心する優しい顔。
抱きつきたい程、暖かい眼差し。
全部全部、好きだ。
あまね「講義めんどくさぁい、」
ルクス「ちゃんと受けないと単位貰えないぞ〜」
あまね「でもぉ〜、」
あまね「はぁ、なんで大学入ったんだろ、」
ルクス「いや,しらねぇよw」
あまね「もっとなんかさぁ,?こう、高校の時より、大人な恋みたいな、」
ルクス「何言ってんだww」
あまね「だって!高校では彼女出来なかったんだもん!」
ルクス「まぁ,確かにな」
あまね「納得されるとなんか辛い、」
ルクス「なんなんだよw」
あまね「いいよね、君はモテるんだから、、、」
あまね「モテるんだから!!」
ルクス「圧凄すぎだろ」
あまね「もーてーたーいーー!」
あまね「おじさんにばっかモテても意味ない〜!」
ルクス「よく、女に間違われるw」
あまね「ちゃんと男だって〜!もぉ!だってちn」
ルクス「大声で言うな、」
あまね「むぅ」
彼女がほしいと騒いでいるのが幼馴染のあまね。
よく女に間違われ,おじさんが寄ってくる。
髪型のせいでもあると言いたいところだが、
本人が気に入っているようだから、言わない。
俺は女にはモテる。
それも中学までは悪くないって思っていた。
中学の時。
男の先輩に恋をして,
それで、
、、、
思い出すと、頭が痛くなる。
それほど嫌だった。
俺は,女性恐怖症になってしまった。
全部、女性のせいで
俺の人生は狂わされた。
男が恋愛対象になってしまうなんて。
自分でも信じれない。
いや、信じたくない。
そんなのまた差別されるだけだ。
嫌われるだけだ。
でも,
でも、、、
好きになっちゃったら、どうやって嫌いになればいいの。
この汚された、身体を、
塗り替えて欲しい。
キスで、唇から舌へと、
甘く、深く溶かして、
溺れていたい。
第一話_。