テラーノベル
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「んっ、ぁ、ぁ……っ」
呼吸がまともにできない。頭の中が真っ白になって、ただただ熱と快楽に支配される。
身体はもうとっくに限界を超えているのに、元貴さんの手は止まることを知らない。彼が動くたびに、ベッドがきしむ音がする。
俺を突き上げる腰の動きは、獰猛で、それでいてどこか切なさを帯びているように感じた。
「若井くーん笑 こんなにぐちゃぐちゃにされて、次の女優さんとのドラマ、ちゃんと抱く演技できるの?」
汗ばんだ耳元で、甘く、それでいて意地悪な声が囁かれる。俺は、その言葉に恥ずかしさと、耳元で囁かれた感覚に、声にならない悲鳴を上げた。
「っ……ぁ、うるさ、…いぃ……っ!」
元貴さんは、俺の反発に満足そうに笑う。
その笑顔は、とても優しいのに、俺の心の奥底を支配しようとする、底知れぬ独占欲が垣間見えて。
こんなふうに、彼にすべてを捧げるようになったのは、いつからだろうか。
ほぼ毎日のように抱かれ、啼かされ、搾り取られるような愛情を、彼が俺に注いでくれるようになったのは……。
初めは、ただ純粋な憧れだった。
コメント
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わああぁあああああ、、 しぬ、 ... さいこう、かみ、 .. 泣