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どうもゆづのです!
今回はなんとですね!!
第2回!ないん様との合作〜!!(以降なんにゃ)
今回も赤桃でございます
合作と言ってもですね!前回のように前編後編で分けるのではなく、同じ物語を赤side、桃sideと分けて書くみたいな合作になっておりまして!
私は桃side、なんにゃの方では同時刻に赤sideが投稿されることになってます!
なので、なんにゃのアカウントも要チェック!
ということで、本編どうぞ!
桃side
最近行きつけのバーへ、今日も足を運ぶ。
この間までバーになんて興味がなかった。
だって、酒を飲むことすらも苦手分野としていたのに。
酒を飲むとすぐに酔いが回ってしまう体質の俺。
だけど、仕事の同僚にそのバーへ連れていかれてからというもの、酒の1種であるカクテルも好きになったし、そのバーへもよく足を運ぶようになった。
理由は単純で、そのバーのバーテンダーさんに一目惚れをしてしまったから。
男の人だけど、華奢な体をしているのに、手は角張っていて男らしい。
綺麗に伸ばされ、後ろで結ばれた髪を少し揺らしながらカクテルを作る姿は、美男という言葉がピッタリだった。
綺麗な目をゆっくりと閉じ、カクテルを作るために容器を上下に顔の横で振る、そんな姿に一目惚れした。
いつもそのバーから帰る時、「綺麗だった」と小さく無意識に呟いてしまうほど、彼は本当に綺麗だったのだ。
今日も、やっぱり彼の魅力からは逃れられないようだ。
カランカランコローン♪
『…!』クルッ〔振り返る〕
『っあ…!こんばんは!♪』ニコッ♪
「こんばんは〜!♪」
バーテンダーさんとは思えないほどの元気さに、いつも圧倒される。
「ふふっ、今日も元気ですね♪」
『はいっ!』
『これが僕の取り柄ですから!♪』
にこーっとかわいらしい笑顔をこちらに向ける。
元気で、それでいて綺麗な顔立ちをした彼のそんな笑顔に、惹かれてしまったのだろう。
『今日はどうしますか?』
「今日は…カルーアミルクで♪」
『分かりました♪』
『それでは、お作りしますね♪』
俺がバーテンダーさんに向ける甘い視線のように甘いカルーアミルクを頼み、カクテルを作る彼を眺める。
『ふふっ、そんなに見られると恥ずかしいです♪』
そう言って、彼は少し顔を赤らめてみせた。
いつも笑顔な彼の赤らめた顔を初めて見て、少し胸が高まった。
あぁ、やっぱり…俺は彼が好きだ。
…きっと、彼は俺が頼んだカルーアミルクのカクテル言葉なんて知る由もないだろう。