テラーノベル
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『…本当に、覚えておられないのですね』
「え?」
「「っ…」」
なんの問いかは分からないけど長尾と弦月が辛そうに顔を歪めた。
『マスター。思い出してください』
「っ、やめろ!ニア!あんなの思い出したら…っ」
『ですが思い出さないとマスターではありません』
「やめて…お願い」
長尾と弦月は何か知っているみたい…
「ねぇ、なんのことなの?僕には教えてくれないの?」
「っ、あ、ぁ」
「…うん」
「…なんで?こんなに仲良くして親友って呼べるようになったのに、」
「ごめんっ…ごめん…っ」
「………」
『私はマスターが思い出すまで待っています』
「2人しか理解できないようなことなの…っ、?」
「…」
「僕じゃ力不足なの、?」
「ちがっ…」
「そうだよね、だって今まで僕を通して何かを見てた。僕じゃない誰かを」
「えっ…」
「今の僕じゃ、お前らと一緒にいられないよぉッ…」
「まって!!はるくッ」
「はる!!」
コメント
7件
ってことは桜魔の時の記憶がないってこと......?
はるーーーー!!!!