テラーノベル
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(うーーーん…。あれ?ここどこ?)
陽キャは目を覚ました。
ふわふわの雲の上で寝ていた。
(もしかしてここ天国みたいなところ?)
そう思っていると誰かに声をかけられた。
「あ、あのどちら様ですか?」
震えた声で聞いてきた。
「えっと…。私は陽キャ!なんか銃に撃たれて多分死んじゃった。」
心配かけないようにと明るく言った。
なのにその子は泣き出してしまった。
「わ、私は大丈夫だよ…!あんまり気にしてないし…!」
「でも死んだんですよね?かわいそうに…。痛かっただろうに…。グスッ」
陽キャがなぐさめようとしたが全然泣き止んでくれなかった。
(ど、どうしよう…?そうだ!)
「あ、あの名前なんて言うの?」
(一旦話をそらそう。)
「えっと…。僕は悲しみです。グスッ」
(あーー。なるほど。だからずっと泣いてるのか…。)
「す、すみません。こんな泣いちゃって…。めんどくさいですよね…。グスッ」
(あれ?悪化しちゃった?)
「いや…。全然めんどくさくないよ!それよりほら下見て!」
雲の下を見るとさっきまでいた世界が見えた。
「わっ!すごい…。全然気がつかなかった。ずっとここにいたのに。」
(よかった。喜んでくれて。そういえばなんでここにいるんだろう…。)
「ねぇ。言いたくなかったらいいんだけどなんでここにいるの?」
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