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――Dear you――
こんにちは。
「アナタ」は誰なんでしょうか
私の知ってる貴方なんでしょうか
まだ「私」を覚えていますか
名前を呼ぶことすら
怖くなってしまった私
思い出は形を変えて
遠い、「過去」となる
あの頃の貴方を
何処に置いてきたんだろう
優しさの意味も知らずに
手を離した
砂時計の砂は
全てを連れ去っていくのに
貴方と過ごした日々だけ
鮮やかに残るの
貴方への詩を謳う
私は、背伸びした
貴方を好いている
昔の私のまま
背伸びをして、大人になっていく度に
幼いあの頃の私の
心だけが置いてけぼりになる
貴方に届くか分からないけど
「誰か」宛に綴るよ
風の噂でさ
貴方に届くと信じて
「貴方のいない日々に少し慣れてきた」
あぁ嘘を付いた
忘れるふりが上手くなったの
それは、少し悲しいこと
もしも、何処かで
あの場所で、出逢たなら
何を話せばいいんでしょう
「久しぶり」の一言で
崩れてしまいそうな
そんな私も助けてくれますか
貴方は覚えてもいないような
些細なことでも
忘れられなくなるんです
夜で独りになると
貴方のあの日の夜のことを思い出す
あの日は私は眠れなかったんだ
そんな私を、心配して
ドアから見て、首を傾げてくれたの
貴方との些細な日々全てが
私を救うのでしょう
これからも、これまでも
私の時を
狂った時計を直すように
私の心も戻されてしまうのでしょう
それなら、過去の日々なんて
忘れさせてよね
この恋の心地を
知りたくないんだ
宝にもなってしまう心地を
貴方は「貴方」でいるのでしょうか
私は「貴方」を好いている
また、いつか会える日を願って
元気でね、さよなら。
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RanJam
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