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コメント
1件
物語考えるの上手すぎる…!!めっちゃ好きです!
こんにちは!
この話は自分で考えたものです!
パクリはご遠慮下さい
⚔️❤️…「」
💫❤️…『』
ロゼside
その後ばぁうさまは俺を自分の屋敷に連れて帰った。
「いいか、28番」
「此処では俺の言うことがすべてだ。俺以外の奴のことは絶対に聞くな」
それ以外にも、ばぁうさまは屋敷でのルールをたくさん教えてくれた。
一つ、ばぁうさまが話しかけたらすぐに答えないといけない。
一つ、ばぁうさまの迷惑になることはしてはいけない。
これ以外にもたくさんあるけど、急に色々言われても理解が追いつかないだろうからって、その時々に言うらしい。ばぁうさまは意外と優しい。
「それで、28番。お前名前はあるか?」
『なまえ…ですか?』
「そう、名前だ……28番以外になんて呼ばれていた」
……少し考えるけど、ご主人様達は俺を28番としか呼ばなかったから、よく分からない。
考え続ける俺を見てどう思ったのか、ばぁうさまが助けてくれた。
「名前が無いのか……なら、俺が名付けてやろう」
なづける…?どうしてばぁうさまは、俺に対しての態度が他のご主人様達と違うんだろう…
普通性処理係の俺の名前を考えるなんて疲れることしないと思うけど…ご主人様はそうだったしな……
「……決めた」
「お前の名前はロゼだ」
『ロゼ…ですか?』
「ああ、ローズ…薔薇みたいに赤いお前の髪からとったんだ。気に入らないか?」
『フルフルッッ』
思わず首を横に振る。ばぁうさまが考えてくれた名前はおしゃれ、ですっごくかっこいい名前だった。
「ふっ…そうか、ならお前はこれからロゼだ」
『……ッ』
ばぁうさまに呼ばれた名前。
動揺して咄嗟にうつむいてしまった。
初めて自分に付けられた名前。特別な言葉。
性処理係としては失格だが、ばぁうさまは特に怒った風じゃなくて、俺に屋敷を案内してくれようと席を立った。
やっぱりばぁうさまは他の人と違う。
でも意識しちゃだめだ。
ばぁうさまの迷惑になってはいけない。
ばぁうさまはご主人様で
俺は性処理係だから。
好きになってはいけない