テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
これですべてのピースが繋がります。魂を分け合い、一つに溶け合ったはずの二人が、逃れられない「あの日」へと引き戻される。
第6話、真の完結です。
ちなみに今までより4話ぐらいR18強いかも
理科室に満ちた紫の霧は、もはや呼吸を許さないほどに濃くなっていた。
床の上では、共依存の果てに「共食い」を選んだあいかと宙が、肉の塊となって重なり合っている。
「あたしの血になってよ」「うん、全部食べて……」
あいかは宙の喉元を食らい、宙はその苦痛を至上の愛として受け入れながら絶命した。やがてあいかも、宙の骸(むくろ)に指を絡めたまま、毒ガスに肺を焼かれて動かなくなった。捕食によって物理的に「一つ」となった二人の死顔は、驚くほど穏やかだった。
一方で、実験台の上では、立場を逆転させた「攻め」のるびあが、夢奈(ゆめな)を蹂躙していた。
「夢奈……あんたが私を人形にした。だから、責任取って。私の中に、入って」
るびあは、恐怖と快楽に揺れる夢奈の手首を実験台に押さえつけ、その白い肌を牙で、爪で、熱い舌で、文字通り「食らって」いく。
そして絶頂の瞬間、るびあはカッターナイフで夢奈の喉元を鮮烈に切り裂いた。
「あはは……! 夢奈、きれい。……さよなら、私の神様」
溢れ出したのは、赤ではなく「輝き」だった。
夢奈の意識、記憶、冷酷な愛。そのすべてが魂となって、血とともにるびあの体内へ逆流していく。
「……そう、それでいいよ、るびあ」
夢奈の最期の微笑みとともに、るびあの内側は「夢奈」で満たされ、二人の魂は一つの器の中で混濁し、溶け合い、完成された。
……そして、意識は真っ白な光に包まれ、再び「あの場所」へと回帰する。
「――それで? その後、彼女たちはどうなったのですか?」
ハッと目を開けると、そこは無機質な灰色の取り調べ室だった。目の前には表情のない捜査官。
るびあは自分の喉元を触った。そこには、夢奈を殺した時に浴びた返り血の感触が、呪いのようにこびり付いている。
「……う〜ん夢奈は〜私の中にいるかも!あ、違う違う、私が、夢奈!」
るびあは、夢奈そのものの冷徹な微笑みを浮かべる。捜査官は眉をひそめ、狂人の言葉を流すように書類にペンを走らせる。
「君の供述は一貫しない。……さあ、もう一度最初から聞かせなさい。あの日、何があったのか」
るびあ(夢奈)は、窓の外を眺めた。そこには不吉で美しい紫色の星が輝いている。
「わかりました。お話しますね!あの時〜自分は夢奈と永遠の誓いをして……」
語り出した唇が、ふと、甘い鉄の味を捉えた。
瞬間、視界が激しく明滅し、灰色の壁が、騒がしい喧騒とチョークの匂いへ塗り替えられていく。
「――おーい、るびあ? 聞いてる?」
眩しい春の陽光。毒ガスのない、あまりに平穏な教室。
るびあが目を開けると、そこは新学期のクラス替えの日だった。
「……クラス替え、掲示板見に行った? あたしと宙、また一緒だったよ!」
目の前で、屈託のない笑顔を浮かべているのはあいかだ。その隣には、まだ「食べられる」前の、無垢な瞳をした宙が立っている。
二人の首筋には、まだ傷一つない。けれど、るびあの視界の端で、掲示板の「2年B組」のリストが、血に濡れたように赤く歪んで見えた。
「……ううん。なんでもない!」
そしてるびあはこう言おうと一言目でこう言った「ねぇね!夢n。」
「あっそれより担任誰なんだろ!」とあいかが言った。
そして姪も見当たらない。そうしてるびあはこう思った「るびあ。もしかして、」
『夢奈とずっと一緒の約束守ってくれてる?』と思っていたそうして夢奈は言葉の最後に『夢奈、大好き!』と言った。
そうして数週間後。
るびあは夢奈の自宅へ来た見てみると。
「るびあ、おかえり。毒ガスは大丈夫?、」
「うん!大丈夫だよ!夢奈も大丈夫だよね!あ、後さ!、」
「夢奈、話は後にしよ。」
「うん!」
そうしてるびあは「夢奈〜!理科室からこれ見つけてさ!」
夢奈は何処かしらの指輪を出した。てゆうか指輪じゃなくて実験の銀の輪だ。
夢奈はそう言った「夢奈〜!これ結婚だよね〜!嬉しーな!」
るびあはそう言った。「あ、後さ!話ズレるけどさ!」
『自分は幸せを貰えなかったカナリアと同じって思った事ある?』
夢奈はフフッって笑ってこう言った。「さぁね、?今はるびあが居るから幸せだよ。羽ばたい夢を叶わさせてありがとう私の大好きなるびあ。」
そうして家を片付けに来た夢奈のお姉ちゃんが気づいた。『ん、?話し声?』
そうしてドアの隙間から見るとお姉ちゃんは察してしまった。『あ〜、夢奈の友達。夢奈居ないのに話してる。もしかして前の事件がきっかけ、?』
夢奈のお姉ちゃんはるびあを『可哀想に。助けたい』目で見た。
そうして警報が鳴る。
『ホシグモ菌が現在星空区に来ています。避難をしてください。』
夢じゃなかった。