テラーノベル
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※つづき
※🐷と🍌がメイン
※🍆🦍🐱も居るけどセリフだけ
※シェア🆖
※作者の激しい妄想ネタ
※ご本人様無関係です
※獣人と人間が共存している世界。
スキンが動物の人は全てそちら側の人として扱いますので要注意※
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「おんりー、後は頼んだよ」
「はい」
バタンッと音を立てて仮眠室の扉が閉まる
ドズルさん達を見送って
ベッドで横になるMENの側に椅子を持ってきて腰掛けた
「MEN…」
収録中、突然倒れて意識を失ったMEN
側に居たぼんさんが真っ先に駆け寄って
日頃出さないような大きな声で「MEN!」と呼びかけて
倒れたMENを抱き起こしていた
そんな姿を見てMENへの心配と ぼんさんに対して
“そこは俺の場所なのに”っていう、ドロっとした感情…
いつもなら…
俺の隣がMENでぼんさんの隣はドズルさん
それなのに今日に限って珍しくMENが
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『俺、ぼんさんのと〜なり!』
『え!?MENそこ僕の席w』
『まぁ、まぁ、たまには良いじゃないっすか〜』
『MEN、ログインID変更しなきゃいけないから いつもの席来なよ』
『IDなんてすぐ変更できんじゃ〜ん』
『でも…』
『全く…今日だけだからね、MEN』
『あざっす!ドズルさん』
『おんりー、隣お邪魔するよ』
『はい…』
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もし、今日MENが倒れたら真っ先に駆け寄れたのは俺
抱き起こして、抱きしめていたのも俺
誰よりも大きな声で名前を呼んだのも俺
なのに、それを全部したのは”ぼんさん”
ずるい…俺がしたいこと、全部、全部、全部”ぼんさん”がした
ぼんさんが「MEN助けて」といえばすぐに駆けつけるMEN
助けを呼ぶなんて誰でもいいじゃん、なんで、MENを呼ぶの
俺と一緒に行動してたのに…なんで邪魔するんだよ
モニター越しに見えるMENとぼんさんのやり取り
お互い笑いかけて…面白くない…
ずるい……そこは俺の場所なのに
ここに運ぶ時もそう
非力な俺たちでは獣人のMENを運ぶことが出来なくて
半獣のネコおじと他の獣人スタッフ数名で運んだ
運んでる途中でも「MEN…おい、MEN大丈夫か」って
ぼんさんはずっと横で声をかけてて…
−−−−−−−
『MENッ…MENッ!!』
『ぼんさん、落ち着いて。気を失ってるだけだから』
『で、でも、ネコおじッ…』
『大丈夫…獣人はそんなに弱くないから、ね』
『…あ、ぁあ…』
『ぼんさんの心配性も困ったもんだね』
−−−−−−−
仮眠室に運ばれた後
誰か一人そばに居なきゃ…そんな話が出た時
ぼんさんが真っ先に手を挙げた
だけど、ドズルさんが「ぼんさんの気持ちもわかるけど、この後別の仕事入ってるでしょ?」
ぼんさんもそれを言われたらグッと押し黙って
このタイミングで俺は手を挙げた…
「俺がそばに居ます」
仕事も無いし、配信予定も立ててない
ドズルさんもそれを確認したあと「じゃぁ、おんりーお願いね」
と、肩をポンっと叩かれた。
「……ッ」
…目が覚めたら見知らぬ天井、じゃぁねぇな…
ここは、仮眠室か…
ボーッとする頭で周りを見回して
横になったままグーッと伸びをした…
「MEN…起きた??」
優しい声が上から聞こえる…
この声は
「……おんりー??」
「うん、俺だよ」
おんりーはベッドの横に置いてある椅子に腰掛けて
「大丈夫?」と声をかけてきた。
「あ゛ーー、まだ少し、頭がボーッとするかなぁ」
「そっか、何か欲しいものある?…それか、して欲しいこと」
「…欲しいもの…あ、水欲しいかも」
「水ね、ちょっと待ってて。持ってくるから」
おんりーはそう言うと 仮眠室を出ていった
常夜灯がぼんやりと照らす仮眠室
俺はどのぐらい寝てたんだ…
(スマホ…スマホ…っと…あ?)
いつもズボンのポケットに入れてるスマホが無い
(あーー、撮影してたから、カバンの中かぁ…)
撮影中、邪魔にならんようにカバンに入れてたことを思い出し
結局どのくらい寝たか分かんねぇなぁ…
(おんりーが帰ってきたら聞くか…)
てか、あの匂い何だったんだ
ぼんさんの方からは”甘い”匂いがして
別に何ともなかったのに…あの突然出てきた”甘重い”匂い
かなり苦しかった…なんつーか、こう、ドロっとしたような
言葉では言い表せない重たい匂い…
「…あれ、本当にぼんさんから出てたのか…」
小さな疑問はあれど
あんな匂い今まで嗅いだことがなかったから
脳みそが驚いて気を失ったんだな…
野生の獣だったら致命的
知らない匂いを嗅いでその場で気を失う
なんて、命が無くなりかねない
俺が気を失ったのは、 獣人特有の防衛本能だったのかもしれないな…
自己分析しながら、指先で鼻を少し擦る…
その時フワッと匂うあの匂い…
「まだ…鼻先に残ってんだよなぁ……」
深く深呼吸をすると微かに匂う重い匂い…
「はぁ……つら」
「何がつらいの??」
「ぅお!お、おんりー」
「なに、そんなに驚かないでよ」
「いや、考え事してたから…気づかんかった」
いつの間にか戻ってきてたおんりー。
手にはペットボトルの水が握られてて
それを俺に差し出してくれた
「はい。どうぞ」
「わりぃ…」
ベッドから起き上がって水を受け取り
ゴクリと一口飲み干した
「はぁ……スッキリした」
「良かった……で、何が辛いの??俺聞いてもいい事?」
「ん、ぁぁ………まぁ、何でもねぇよ」
「…そっか。」
シュンと、落ち込むおんりー
癖でつい…スンッ、と匂いを嗅いでしまう…
落ち込んでる匂い…まぁ、これだけ顔に出てればそうだわなぁ
どーすっかなぁ………
「あーーーおんりー? 」
「ん?」
「その、落ち込むなって…」
「え?」
「俺が辛いのは、その、すっごいしょうもない事だからwな、だから、ほら。笑顔、笑顔!!」
俺なりの精一杯の誤魔化し…
頼む、コレでどうにか話題よ逸れてくれ!!!
そんな事を願っていたら
突然、スンッ…と鼻をかすめる匂い
「……うそ」
「へ??」
「MEN、嘘つく時そうやって俺の事茶化す癖がある」
ギシッとベッドのスプリングが鳴って
おんりーの手がそれを鳴らしたんだ…と気づいた時には
俺の方にグイッと近寄って距離を詰めてくる…
下から上目遣いで覗かれて
眼鏡の奥にある エメラルドグリーンの瞳がギラッと色濃ゆく
俺の目を見つめてくる…
(ぁあ、俺…この目知ってるわ…)
この瞳は獲物を見つけた肉食動物達と同じ瞳の輝き方だ…
「おんッ…」
ゴクリッ…と唾が喉を通る音がいやに響く…
鼻をかすめる匂いも少し濃くなって
おんりーの瞳に吸い込まれそうな錯覚が起きた時…
「………うーそッ」
「は?!?」
「そんな癖ないよ……」
パッと側を離れていつも通りのおんりーに…
色濃かった瞳もいつもの様な鮮やかで綺麗なエメラルドグリーンに戻っていた
「…へ?お、おんりー??」
「言いたくないんでしょ?…なら、MENが言う気になるまで待つよ…だから、今は聞かない」
「…あ」
「ただ、嘘はつかないでよ…言いたくない事ならハッキリと『言いたくない』って言って」
「…はい」
「…約束。」
んっ…と、小指を立てて、おんりーが俺の前にしゃがみ込む
俺もおんりーとは反対の手で小指を立ててそれに絡める
「ゆびきり…ですか??」
「そ、約束事だからね…もし次、嘘ついたら…焼豚にするから」
「焼豚ッ!?!?まじかよ!!!」
「俺、本気だから」
「いや!目がマジすぎんだろ!?おんりーッ」
じゃぁ、俺ドズルさん達に連絡してくる。
そう言うとおんりーはまた部屋を出ていった
何だったんだ…今まで流れは
すげぇ、どっと疲れた……
「あ、時間とスマホの件…聞くの忘れたなぁ…」
ボフンッ…と もう一度ベッドに身を委ねて深く深呼吸をする
深呼吸をした後
ふと、俺はあることを思い出した…
(にしても……なーんで、おんりーから発情期の雄の匂いが出てたんだ???
……んー??…欲求不満とか??
…ん゛ーー???何だったんだろうな…アレ)
タタンッ…
タタンッ…
タタンッ……
廊下に響く軽快な足取り
それに合わせて聞こえる
ふふ〜ん♪
機嫌の良さそうな鼻歌…
「はぁ〜〜〜…可愛かったなぁ〜…MENのあの顔…ふふふ」
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コメント
4件

ハッ!!!そういうことかっ!三角関係やッ!🍌🐷も好きだからこの作品どタイプなんですけど!!!それにしても、2人からの恋の気持ちに気づいてないmenさんあまりにも鈍感すぎる…w
待ってましたぁああああ!!!! 三角関係?!もう、美味しい展開、、気になりすぎる、、、(✽︎´ཫ`✽︎)最高です、、