テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
チワワと正月に戯れます。ニセ関西弁があります。blです。最後まではしません。苦手な方は見ないでください。それでもいいかたはどうぞ。
今日で今年が終わる。彼はこたつでぬくぬくしながら、某お笑い番組を見ている。これが結構面白いらしい。僕にはわからない。僕は夕食のお皿を片付けていた。夕食は蕎麦だった。年越し蕎麦は地域によって食べる時間や具材が違うらしい。みんなが美味しく食べるならなんでもいいと思う。
お皿を洗う途中も彼の引き笑いが聞こえる。それが面白くて笑ってしまう。お酒も呑んだのでそれも影響しているだろう。
明日は休みのため、早く寝なくていいのかと言うと、「いつもは仕事で疲れててあんま話せんやろ?やから、お前といたいねん。」と、イケメン発言をした。あれ程のイケメンが何故僕と付き合ったのかは未だに謎だ。
お皿を片付け終わる。手が冷たくなってしまった。私はそこで閃いた。この手をあやつの首に当て、驚かす。そして流れに身を任せイチャつく。完璧だな、僕。早速実行していく。そろそろと近づく。何もないフリをし、手を首に当てる。「うおぉ!!!!びっくりしたやんけお前ぇ!!!」僕はクスクスと笑う。「お皿、ありがとな。にしても手冷たすぎんか。」「じゃあコネさんが温めて。」これでいちゃつける。計画通りと思ったら「ええけど…ちょっと待ってな?」と、台所に行く。いちゃつき計画は失敗だったようだ。と思いきや、ココアを持ってきた。「嫌いやったら俺が嫌嫌飲むわ。ほら、これで手ぇ温めとけ。」ココアで手を温めろと?いや、あなたの体温がいいんですけど。…しかし、そんな強気なことは言えない。「…ん、ありがと。」ココアを手に取り、温まる。まあ、彼が僕のためにやってくれただけでも嬉しいのだが。
不貞腐れながらもココアを飲みきりコップを机に置く。彼が動き、僕の後ろに回った。彼の膝に乗っけられる。「これで、体も温まるやろ。俺も温かいし。」彼の顔を見ると赤くなっていた。「ふっ。そうだね。ありがと。」彼なりの気遣いなのだ。
「5…4…」カウントダウンが始まった。「終わっちゃうね。」「3…2…1…0!!」と同時にキスされる。「…甘いな。」僕は顔を赤くさせる。そうこうしているうちに、姫抱きされる。「今年もよろしくな。」そういい、寝室へ向かう。「あ、うん、よろしく。でもね、この先は宜しくない。」「ンフフフフw姫始め、しようなぁ?姫さん。」ああ、その顔はやめてくれ。全てを許してしまいそうだ。抵抗することを諦め、彼に身を委ねた。それが彼に伝わり、嬉しそうにする。今夜は星が一等美しく見えた。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!