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詩ぶん投げる

2 - 第2話 三つ程投げます、道化歌とダダ詩です

♥

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2022年09月28日

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無言で投げます…




或るオートヌの末

何処か遠くへ行ってみたかった

誰も知らない場所へ

一所懸命に駈けて

転んだ挙句、大声で笑いたかった


いえ、いえ、其れは許されません

僕には門限が有りますので


呼吸を封じられた人格者は

部屋の中にて蹲り

壁に付いた死を凝視め続ける

嗚呼、嗚呼、

死と云うものを体験してみたい

一生に一度きりの体験

生の最終到達点(?)

誰も至らぬ処、誰にも見付からぬ処!……


少年は平穏を夢に見る

誰にも何も云われず、只々創作し続けられる平穏自由を


嗚呼、否、其れは許されません

僕は、僕等は、

呼吸を封じられた……

いえ、いえ

所詮人間なのですから!





御慰め

皆様皆様、皆々様

駄目ですよぅ、人を欺いたりなんかしちゃあ

人には優しく接してあげなけあねえ

落ち射る雹みてえにつんつかしないで

握手して抱きしめて優ぁしく撫でてあげなけあ


つんつかつんつか、僕は、ねぇ


あのね、君、貴方、ね

僕の、貴方の……

厭、皆様の、心、寂しく、唸って?

道化、とも云い難い、その、貴方

嗚呼、いえ、心吹き荒んだ、手を当てて

詩を、唄を、読んでよんで!

僕の後ろにゃ、未だ亡霊が

静か、寂しく、泣いている





灯籠に点ス、ダダ

ダダイストはもう居ない

ダダの詩は棺に入っている

僕はダダイストにはなれやしない

ダダ的な詩さえ作れやしない

毒づいてナイフ振り回したって詩人にゃなれない


ダダイストはもう居ない

棺に入ったダダの詩は

ダダイストの作った宝石は

ナイフの閃いた軌跡のようで


嗚呼、ダダイストは永遠に



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コメント

6

ユーザー

(╹◡╹)♡ あの、詩の書き方を教えてください❣️お願いします

ユーザー

え、ちょまえ?天才⁇本当の詩人やん、、、詩集作ったら言ってね買うから絶対マジで

ユーザー

え?あっ、詩人の方ですか?

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