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第一話
いつもと違う君
光『』
秋也「」
その他 /
( ) = 心情
*start
↓
↓
ある日の事だった。
秋也と喋りながら家へ帰っていたときに…、
「〜〜〜??」
『〜〜〜〜!』
/あ、あの光先輩…
後ろから誰かが話しかけてきた。
振り向くと、見覚えのない顔の女子がいた。
「えーっと、1年の子かな、?」
/はい!そうです!
『あ、えーっと、名前は、?』
/齋藤 奏です…、!
名前だけは聞いたことがあった。
なにか用事があるのかもしれないと、
僕はどうしたのか聞いたんだ…。
『奏さんか、!どうしたの?』
/あっ、えーっとその、これ…。
そして彼女が渡してきたものは、
ハートのシールが貼られた手紙だった。
『えーっと、これって、…』
/あ、あのっ!!わ、私、用事があるので、さようなら〜!!
『え!?ちょっとまって!!』
「光、それってもしかして…」
ラブレターだ。
どこからどう見てもラブレターにしか見えなかった。
『「ラブレター、だよね。」』
『あはっ、今シンクロしたよな笑』
「そうだね笑笑」
ちょっと笑った後に、ラブレター?らしき物を
読んでみた。
『……明日の放課後、体育館で待ってるよ。ね、、』
「どうする?行くの光。」
『えぇーっ、でもな…、』
僕には好きな人がいた。それは秋也だ。
昔から秋也のことが大好きだった。
教室でいつも1人の僕に、1番に話しかけに来てくれる。それに
いろいろと気が合うんだ。だから変だとは思ったことはあったけど、
なんだかんだで秋也以外を好きになれなかった
「…光は好きな人とかいないの?」
『えっ、、?いや、その…』
「その反応はいるよね?」
流石に「秋也が好き」なんて言う勇気はなかった。
「実は、僕も好きな人がいるんだ。」
その言葉を聞いた時、心が痛くなったんだ。
きっと秋也は僕と違って「女」という性別の人に好意があるんだ…。
『へ、へぇ、そうなんだ。…』
失恋はこんなに悲しいのか、今にも涙が出そうだった。
だって、秋也が僕のことを好きだなんて言うわけない。
(きっと僕のことは”ただの幼馴染”としか見てないんだろうな…)
『ちなみに、誰が好きなの…?』
「気持ち悪いかもしれないけど…、」
そう言って秋也は僕に抱きついた。
『!?しゅ、秋也、?』
「、光…、僕光のことが好きだ…っ、」
まさか、秋也が僕のことを好きだったなんて…、
『秋也、ずっと言えなかったけど、僕も、秋也が好き…!」
“いつもと違う”照れた秋也に僕は少しドキッとした…。
「光もだったのか…、良かった、嬉しい。。」
『え、えーっと、』
「どうしたの?光。」
『つ、付き合う、、?』
いつもより鼓動が早かった。
見えないけど、今の僕の顔はきっと照れていた。
「勿論、!じゃあ、僕が彼氏かな〜??」
『!?じゃ、じゃあ僕は、彼女、、?』
彼女か…、なんだか恥ずかしかった。
「そう言うことになるね、
今日から、 “彼女”としてよろしくね?光。」
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