第二話 「怪物」
其れから数日…
~美味しい豆腐店~
カランカランカラン
樹「たぁっくみ~!」
巧「何だよ樹。せっかく昼寝為ようかと思ったのに」
樹「そんなことより聞いてくれよ!前に、真っ黒のハチロクが高橋兄妹の兄、啓示のFDを千切ったらしいぜ!」
巧「ふ~ん…じゃ、オレは寝てくる」
樹「っあ、何だよもー!巧ー!」
巧「ンもお…何だよ…」
樹「あとさ、今夜の夜!秋名峠で高橋兄妹と俺達スピーラバイバルがバトルすんだよ!でも勝てねえからさ…だから、御前の親父さんを向かわせてくれねぇか?頼む!」
巧「えぇ…」
~夜 秋名峠~
犬飼「…」
池田「オイ、冷や汗かいてるぞ。大丈夫か?」
犬飼「ええ、はい…」
啓示「良いからさっさと離れやがれ!バトル開始だ!カウントダウンを始めろ!」
真司「わ、わかった。それじゃはじ
ピピッ
「ちょっと待った。今、一台の車が通過した!」
啓示「…車種は?」
「…真っ黒の…ハチロクだ…」
樹「え?」
池田「ッハ!…巧…!」
ブウゥウウン
巧(なんか妙な所に来ちまったなあ…あのクソ親父…なんでオレを向かわせたんだ…)
ゴアアアアアアアアアアアアア
啓示「来たぞ!道を空けろ!」
キュキュッ
ガチャッ
バタン
巧「…あの…何ですか?こ
ドゴァ
巧「イテッ!?…なにすんだよ樹!」
樹「御前の莫迦!莫迦莫迦莫迦!俺は親父さんを向かわせてくれねぇかって云ったんだよ!御前が来ても意味ねぇんだよ!」
池田「まあまあ、樹。落ち着けよ」
樹「無理に決まってますよ!池田先輩!このど天然バカがすいません」
巧「は?」
樹「とにかく!さっさとハチロク乗って、帰れ!」
池田「だから待てって。巧、なんで御前が此処に?」
巧「なんでって…親父が…行けって…云うから…」
池田「…運転は?どれ位?」
巧「どれ位から?えっと…5年前…から」
池田&樹「5年前!?」
巧「えっ…?」
啓示「オイ、其処でワチャワチャ為てるところ悪いが…御前…随分若いな…名前は?」
巧「藤田巧です…」
啓示「ッフ…御前か。怪物は」
巧「っえ?」
啓示「コレは普通のバトルじゃない!コレはリベンジバトルだ!今度は抜いてみせるぜ!巧!」
池田「…御前…もしかして」
巧「1回やって…勝ちました…」
樹「!?」
池田「なにっ!?」
樹「いやー始まりましたね!レッドライン!池田先輩!」
池田「そうだね。にしても巧が1回勝っているなんて…」
樹「次回第三話!「白熱のリベンジバトル」!」
コメント
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勝手に怪物呼ばわりされる巧可哀想w